太宰｢噂の少女は｣敦｢いつも眠たげで｣中也｢なに考えてるかわかんねぇ奴は｣森｢怒らせたり｣福沢｢スイッチを入れされると｣芥川｢誰も手が負えなくて｣乱歩｢あと可愛くて、優して...良すぎて説明のしようがない｣E組｢そして僕らはそんな少女を敵に回しました｣

『1話だよー！』 ページ3

ＮＯside


『ふふふーん、らんらんらーん♪♪』


横浜の街を1人の少女が軽快に進む



『およ？うわぁー！猫ちゃんだ！


おいでおいでー』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ




その少女の名は




？｢ちょっと勝手にどっか行かないでよ

“Aちゃん”｣




『ぶー...ごめんなさーい


でもでも治にーにだって
“いい川だね”って川に飛び込むじゃん！』




太宰｢モノマネが上手い事で...

まぁ私も人の事は言えないね

それに最近は入水はしていないだろう？
ちゃんと仕事もやっているし｣




『しなきゃダメ！しなかったら嫌いになるもんね』



太宰｢やれやれ、さぁ今日はもう帰ろうではないか

もう夕方の5時だし、私が送り届けないと森さんに怒られる｣




『やーいやーい、怒られろー！』




太宰｢森さんだけじゃない、姐さんにも、あの蛞蝓にも怒られる


蛞蝓だけに怒られたけは無いのだよ｣




『えぇー帰りたくないよー今日治にーにの家に帰りたい！』




太宰｢それは私も大歓迎だが、なぜ帰りたくないんだい？｣


『だって...パパがワンピース着せてくるから』




太宰｢嗚呼...でも帰らなくて

そしたら明日は好きな事をしてあげよう！｣





『ほんと！？なら帰る！』




2人は手を繋ぎ乍1人は自宅へと足を運び

1人は少女を自宅へと送る




？｢何これ...

すいません、これ、落としましたよ？｣




『ん？あー！僕の！ありがとうね、姉さん？』




？｢ぷっ、あはは！お姉さんだって！

やっぱり性別変えたら？渚？｣




『えぇ！？男の子だったの！？

ごめんね』




渚？｢もぉーカルマ君は...あはは、大丈夫だよ、よくある事だし｣



『そうなの？



そーだ！これ拾ってくれたお礼に


明日もここにんーと...11時に来たらなにかお礼するね！』




太宰｢え、ちょっと

お礼って私のお金じゃないだろうね？｣




『え？そーだよ？

まぁ大丈夫だよ！パパにお願いして使った分のお金返すから！』




太宰｢ならいいのだけれど...


ん？って事はこの子供達の面倒も見なきゃいけないのかい！？


Aちゃん1人でも大変だと言うのに...｣




『そうと決まれば明日ね！バイバイ！

早く帰ろう治にーに』




2人はさっきほどあった人達に背を向け走って帰って行った





渚｢なんか...勝手に決められたよね｣




業｢まぁいいじゃん、お礼してくれるし

ちょうど明日も学校休みなんだから｣



？｢おーい！渚！業！帰るぞ！｣




渚｢あ、うん！
行こう、業君｣

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