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「A、何で私から離れるの?」
背中越しに聞いたその声はか細く先程までの元気はとうに消え失せていた。
どうしたのか、と問いたかった彼女の気持ち迄さえも消してしまうようだった。
彼女は1人考える。
ポートマフィアに戻りたいというのは自分の我儘であり、兄の希望を蹴散らして実現しているもの。
兄としては屈辱でしかないだろう。
兄は私の幸せを願っている。だけど、その点自分はどうだろうか。兄の幸せ、考えたことがあっただろうか。
『…ごめんなさい。』
「私はAが大好きだ、愛してる。なのに何で指の隙間から零れ落ちてゆくんだい?」
再び言葉を失った。
生まれたのは沈黙の流れる空間だけだった。
その時彼女の肩に体重がかかった。其れは太宰のものと直ぐに分かった。
「…こうやって捕まえておけば君はこのまま私の中で寝ているのかい?」
クロスに組まれた腕は少し震えていた。
申し訳なさを感じると同時に自分の愚かさが身に染みる。
謝るものの、それ以上の言葉がどうにも浮かんでこない。
……ごめんなさい
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時雨(プロフ) - ネムさん» そう言っていただけてめっちゃめちゃ嬉しいです!!!!!!!!!!!このコメントで私もニコニコしちゃいました。嬉しさいっぱいです、こんなに長いのに読了してくださりありがとうございました! (8月6日 2時) (レス) id: b6f643f10a (このIDを非表示/違反報告)
ネム(プロフ) - あぁもう…だめだ。なんか言葉に詰まってしまいます。完結ありがとうございます。最高でした。 (8月1日 1時) (レス) @page41 id: 41eadc19f5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ピポポタマスさん» 遅くなって御免なさい。本作中にとても書けず、おまけという形で書かせて頂きました。甘くねぇな…コーヒーシュガーにもなりきれてません…本当にすいません。書き直しならいつでも致します。(双黒なのに太宰さんしか使っていない…ああああ!!) (2018年3月7日 22時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - きなこもちさん» 有難うございます!満足頂けましたか?とてもの三連続…w次回の作品もいずれ書きますのでその時はよろしくお願いします! (2018年3月4日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもとてもとても面白かった…!お疲れ様でした(*´∀`*) (2018年3月4日 19時) (レス) id: 48ae29e69a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月14日 12時