story 24 ページ24
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いつもは勉強しているところで、今日はケーキを食べている。
「なんか変なの」
「なにが？シゲ」
「この光景」
「そう？」
「だってここでは勉強しかしてこなかったじゃん？」
「あぁ、たしかに」
私もいまそれ思ってたよ！
言いたいけど、私の気持ちは既に小山くんも知っている。
そう思うと、なんだか恥ずかしくて、口を開くことができなかった。
歯痒いなぁ。小山くんみたいにストレートに物が言えるようになりたい。
ケーキを食べ終わると、ついにプレゼント交換の時間だ。
小山くん特製のあみだくじの結果。
「はいA」
『はい真由』
「はい、シゲ」
「はい小山」
「一番つまんねえ！シゲから貰っても何もときめかない…！！」
「その言葉そっくりそのまま返すわ(笑)」
「とりあえず開けようよ、Aから何貰えたのか見たい！」
『私も！』
「じゃあ順番に開けてこうぜ！ハイまず真由から！」
開けまーす、と言って真由がラッピングを解いていく。
中から出てきたものに、みんなが笑顔になる。
私は、クリスマス仕様のフォトフレームに、初めて4人で撮った写真を入れたものをプレゼントにした。
誰にあげてもいいもので、みんなが特別だと伝えられるのは、これくらいしかないと思ったのだ。
「めちゃくちゃ可愛いね、ありがとうA！」
3人が “いいね” “懐かしいな” と言いながら覗き込んでくれている。
こういうのは、素直に嬉しい。
「あ、Aプレゼント開けていいよ！」
真由からのプレゼントは、小さなブタの貯金箱だった。
このメンバーでいつか旅行とかしたいから、そのお金を今から貯めてください！という真由の願い。
実はもう、真由は貯金を始めたのだという。
意外と彼女も私たちへの愛が深かった。
「じゃあ次、俺開けていい？」
小山くんが加藤くんの顔を覗き込む。
どーぞ、と加藤くんが笑った。
ベリベリ！と豪快に開けていく小山くん。
「わあ！すげえ、なにこれ！」
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紙袋の中から出てきたのは、１つの小さなアルバムだった。
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鈴木カルロス三郎太(プロフ) - ゆっちゃんさん» えええありがとうございます(;o;)更新遅くなりましたが地道に続けていくのでよろしくお願いします。 (2018年9月19日 15時) (
レス) id: 1320e2bf1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - これ読んでるとなんか幸せな気持ちになりますww この作品好きです(о´∀`о)応援してます！ (2018年8月25日 1時) (レス) id: f0e7248429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴木カルロス三郎太
| 作成日時：2018年8月20日 22時
