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夏休みに突入したものの、部活に明け暮れる毎日。
「お、お疲れAちゃん、早いね！」
『あ、小山くんもお疲れ様〜』
帰り際、野球部のユニフォームに身を包んだ小山くんと下駄箱の前で鉢合わせた。
彼の後ろからは、マネージャーの女の子が私と彼の会話を伺っている。
「慶ちゃん、その子、クラスの子？」
「ん？そうそう、いつメンみたいな？」
「へぇ…？仲良いんだ」
『あ…えと、うん、そろそろ帰るね、』
威圧的な彼女の目線に、なぜか私は怖気付いて小さい声で小山くんに別れを告げた。
外で私を待っていた菜々子が “おそーい！” と叫ぶ。
「A、小山と仲よかったっけ？」
『うん、今はいつメンみたいになってる』
「そんな仲良いの！去年は全然だったよね？」
『うん、まあ、色々あって(笑)』
菜々子は、そうなんだ、と少し笑ってから、周りを見渡してから囁いた。
「小山の横にいたあのマネージャーの子には気をつけた方がいいよ」
『え…？』
「結構やばいやつって噂聞いたことある」
『なにそれ…』
「まあ、小山とAが付き合ってる訳じゃないから何もないと思うけどね」
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菜々子と別れた後も、菜々子から言われた言葉が頭の中をめぐる。
確かに、小山くんと少し話しただけであの子の目は怖かった。
嫌な考えが浮かんだ。
もし、仮に小山くんが真由のことを好きだということが知られてしまったら。
あの子は真由に何か仕出かすかもしれない。
小山くんと真由のことはここだけの話にしないと、危なくなる…？
加藤くんに相談してみようかな…
そう思い、自宅について、ソファに寝転びながらLINEを開く。
『え…』
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加藤成亮［部活おつかれ。さっき小山から金子と会ったってわざわざ連絡きた笑］
加藤成亮［まあ言いたかったのはそれじゃないんだけどさ］
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加藤成亮［今週末の花火大会、一緒に行かない？］
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鈴木カルロス三郎太(プロフ) - ゆっちゃんさん» えええありがとうございます(;o;)更新遅くなりましたが地道に続けていくのでよろしくお願いします。 (2018年9月19日 15時) (
レス) id: 1320e2bf1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - これ読んでるとなんか幸せな気持ちになりますww この作品好きです(о´∀`о)応援してます！ (2018年8月25日 1時) (レス) id: f0e7248429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴木カルロス三郎太
| 作成日時：2018年8月20日 22時
