がんばるぱぱとぼく . 《 青赤 》

◎ 離 れ た く な い ページ7

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げほっ…、けほっ、





「 ん…？だいき、？ 」




おそらく大毅のものやと思われるちっちゃい咳で目が覚めた。





「 げほっ…ぱぁぱ、 」



だいきのほうを向くと真っ赤な顔で息苦しそうにこっちを見ていた。



おでこを触ってみると案の定熱い。




「 あちゃー、熱出てもーたな、 熱はかろっか、 」




「 んー… 、 」




いつもやったら抵抗するはずやのに今日は全く抵抗せぇへん。




相当辛いんやろうな。




ﾋﾟﾋﾟｯ …





「 うわ、たっか、 」






ディスプレイには 38.6 と表示されとる。







「 ぱぁぱ、いたい、ここぉ… 」








「 頭痛い、？ ｣





「 ん、 … 」





頭痛がひどいらしい。






病院連れていきたいけど今の時間は多分空いてないと思う。





まだ4時半やし。




救急の病院も近いところでこっから1時間はかかる。










「 大毅、太陽さん出てきたら病院いこうな、？ 」




「 ん、。 」








素直に聞いてくれてよかった、







しばらく大毅の手を握ってたら安心したのか寝た。







俺は眠くないし大毅がいつ起きてもいいように起きとく。









大毅が起きた時にはもう行けるように色々準備しといた。









後はもう明るくなるのを待つだけや。









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