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昔小さい頃
｢私大きくなったらとしくんと結婚するう！｣
と｢僕も花ちゃんと結婚する！｣
｢｢約束だよ｣｣
小さいながらにだいぶませてたなあ。なんて思う。
り｢…ぇ。｣
｢…。｣
り｢花！！！｣
｢わぁ！！｣
我に帰れば目の前にはりょうくんがいた
｢ご！ごめん！なに？タイム測る？｣
り｢いや、何かぼーっとしてたから。｣
｢あ、大丈夫だから少しだけ考え事してただけだからw｣
笑って誤魔化して私はボトルとストップウォッチを持って選手のところに向かった
｢お疲れ様、どうぞ｣
｢りょうくんも、はい｣
り｢なんかあった？ぼーっとして珍しいじゃん｣
りょうくんには全てお見通しで誤魔化そうにも誤魔化せない。
｢いやー、、んー、、｣
り｢今日一緒に帰ろっか。｣
断る理由も無いから私は頷いて水配りに戻った
｢ゆめまるもお疲れ様、はいどうぞ｣
ゆ｢ありがとう！｣
その後も2時間ほど練習が続いた
『じゃあ五日後の大会に向けてみんな気を引き締めて頑張ってください。』
先生の話も終わってぞろぞろと部室に戻る
て｢いやまじで聞いて！俺があそこで止まったのは〜｣
てっちゃんの声は滑走路にめちゃくちゃ響く
り｢てつやうるさいなあw｣
｢ずっとあんなんだよ。昔から変わらない｣
り｢てつやと幼なじみは尊敬するw｣
部室の前で一旦りょうくんとは別れた
『花先輩ってりょう先輩とどういう関係なんですか？？』
女子部室ではこんな話が繰り広げられた
りょうくんと付き合ってる。だとか
てっちゃんは私を好き。だとか
｢全部ないない！！w｣
りょうくんと付き合うなんて無理だし
てっちゃんが私なんか好むわけ。
否定的な私に後輩達は“またまた〜”なんて言って色々言い始めた
『てつや先輩毎日花先輩の話ばっかしてますよ』
｢それは幼なじみだから｣
『りょう先輩は花先輩のこと愛しそうに見てます！』
思わず飲んでたお茶を吹き出しそうになる
｢ば、ばかげぇ！そんなんないわ！w｣
やたら盛り上がってるのを無視して私は帰る支度を済ませる
『でも花先輩ってほんとに可愛いから無いわけないと思うんです！』
『花先輩は好きな人居ないんですか？』
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作者名：叶芽 | 作成日時：2019年6月15日 16時
