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あれから3日。
あの日サボったことはりょうくんが上手く先生に話してくれて怒られずに済んだ
今日は陸上部3年はここで最後になるか残れるかの大会が行われた。
てっちゃんママもゆめまるママもりょうくんママもスタンドにいた。
私はてっちゃんとゆめまるの付き添いで朝から忙しかった。
｢8.9.10.11！｣
｢てっちゃんアップだからもう少し気楽にしていいんだよ？｣
て｢でも、今日はカッコつけたいから頑張らせてよ。｣
｢あんまり無理はしないで本番ズタボロじゃダメだからねw｣
私からの助言を聞いたのか急に軽めのストレッチなどし始める
ゆ｢てつやは単純すぎw｣
こんな話をしてると時間もあっという間に迫ってきて招集時間になる
て｢花。俺頑張るから県行ったら抱かせ｢やだ！｣｣
ゆ｢どんまいw｣
て｢じゃ！じゃあ！県行ったらデートは？｣
｢えー、、考えとくね｣
てっちゃんは思いっきりガッツポーズをしてスタート位置に着いた
開始早々てっちゃんは1番を独走していた。
気合いの入った時のてっちゃんは誰も止められない
｢てっちゃんがんばれー！！！｣
ゆめまるは2位集団の真ん中についてた。
中々の好スタート。
｢ゆめまるがんばれー！！！｣
2人はラスト1周全力を出し切ってゴールした
『只今のレース1位でゴールしましたのは岡崎城西高校3年小柳津くん。』
『県総体標準記録突破しました、おめでとうございます』
アナウンスを聞いて喜んだ私の隣で誰かも喜んでた
｢と、しみつ…？｣
私の声にとしみつは振り返り少し恥ずかしそうに目を泳がせてる
と｢てつや、県…行ったな！｣
こうやって人の喜びを自分のことのように喜ぶところがとしみつの好きな所。
｢そうだねー。てか今日部活は？｣
と｢日曜だし俺補欠だから休み。｣
また冷たい言葉を放って私はふーん。なんて言って立ち去ろうとした。
いつまでこんなこと続けるんだか自分でも呆れてしまう
｢じゃあ、私は行くから｣
と｢あのさ！｣
少し大きな声で呼び止められる。
ほんのちょっとだけどうれしくなった。
｢なに？｣
と｢俺補欠だけど応援来てよ。｣
補欠なのに応援ってなに。
｢行けたらね…｣
それだけ言い残して走った
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作者名：叶芽 | 作成日時：2019年6月15日 16時
