【文スト×暗殺教室】転校生はマフィアの潜入捜査官でした。

ゴリラじゃないです乙女です ページ15

私が謎に要らない嘘を吐いて罪悪感を募らせて居るうちに、また事態を掻き乱すとしか思えない男がやって来た。


「やっほ、茅野ちゃんに渚君と杉野。俺も一緒に食べていい?」



ニコニコと喰えない笑みを浮かべる赤羽君だ。



つか私にも一緒に食べていいか聞け。まあ聞かれたら即断るけど。



私は念を込めて図々しい少年の背中を睨む。すると赤羽君は、


「ああ、ゴリラパワーのAちゃん。いたんだ」



と、たった先刻私に気づいた、と云うような表情で云った。



『ふ〜〜〜ん、嬉しい事云って呉れるねェ、厨二病野郎。嬉しくて蹴り殺したくなる☆』



「軽々しく殺すとか言ってんじゃないよ、渚君に怒られちゃうよ?」



糞、幹部直伝の脅しも効かねえか・・・中々遣るな、此奴。



「何でそこで僕が出てくるの！?」



渚君が困った様に突っ込んでくる。成る程、此の教室では、困ったら渚君に投げれば善いのか←



『あーやだやだ。赤羽君はホントにKYだし〜厨二病だし〜渚君の方が可愛いし！』


にっと笑って渚君の肩を無理矢理組むと、「え"っ」という渚君の声が聞こえた。



其の顔は心なしか少し赤い。



あー可愛い←



「別に、ゴリラに厨二病って云われても痛くもかゆくもないし」



赤羽君は、ふん、と鼻を鳴らして不気味な飲み物を飲んで居る。



・・・自 殺嗜好にちびっこマフィアって云われた中原幹部の気持ちが判ったぞ・・・

ブラック企業にも程がある→←幹部=お兄ちゃん(爆)

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