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ピタッと固まる私と、そんな私の反応に首を傾げるソユンちゃん。
「どうかした？」
「う、ううん！なんでもないよ！」
嘘。本当はなんでもなくない。
自分の知らないところでソユンちゃんとホソクさんが繋がっていたことに、些細なことなのに驚きが隠せない。
それに”オッパ”呼びだなんて。私よりもずっと仲がいいじゃないか。
「ホソクオッパがね、色々助けてくれて...本当は夢なんて諦めちゃおうかなんて思ってたんだけど、全部オッパのおかげで乗り越えられたの。」
...ぎゅっ、と唇を噛み締めた。
こんなつまらないことで胸がざわついてしまう自分が恥ずかしい。
ホソクさんは私の憧れの人だけど...私だけの、憧れの人じゃない。
そんなことはとっくに分かっているつもりだったのに。
あの日、淡い水色のハンカチを手渡してくれた優しいホソクさんは...あの場にいたのが私じゃなかったら、きっと他の人に同じようなことをしてた。
私だけじゃない、なんて当たり前。
なのに...どうしてか、いつの間にか特別でありたいという我儘な気持ちを持ってしまっていた。
「ソユン！Big Hitへようこそ！」
タイミング悪く、そこにBTSの皆さんが登場した。
ホソクさんはソユンちゃんを見つけた途端に駆け足で近付いてきて、彼女の頭を優しく撫でた。
その瞬間に自分の心の中の黒いモヤモヤが大きくなるのを感じた。
いいなぁ。...私はまだ、頭なんて撫でてもらったことないのに。
ソユンちゃんの話の通り2人は何やら親しげで、特別な関係なのかも...だなんて考えてしまった。
そんな2人か見てられなくてぱっと目を逸らすと、今度はテヒョンさんと目が合った。
テヒョンさんと顔を合わせるのは久しぶりで、なんとなくどこか気まずい。
私ばっかり意識してるのも恥ずかしいし、テヒョンさんもテヒョンさんで悲しそうな顔をしてるし、もう一体どうしたらいいのか分からないや。
「...」
ジミンさんが全てを察したような目でこちらを見ていることなんて、その時の私は全く気付かなかった。
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てこゆの(プロフ) - もえさん» わー！！嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年6月13日 21時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 更新ありがとうございます！！こんなにハマった小説はじめてです！！！これからも応援しています！ (2020年6月13日 17時) (レス) id: 43897485ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年6月9日 19時
