* ページ26
.
「だい、ちゃん…?」
「……行くぞ」
気づいたら、お前の手を掴んでいた
裕翔に口付けされたその手を、
まるで忘れさせるかのようにぎゅっと握る
背中を向けた先からは、スタッフの困惑する声と、
伊野ちゃんと裕翔の、
俺達の名前を呼ぶのが聞こえた
そして、
「っ、大ちゃん、どうしたの…?」
俺の後を必死についてくる愛おしいお前の声……
人気のないところまで来て、足を止め、
ふぅーと息を整えて、思いっきり山田を抱き締めた
「大ちゃん?……泣いてる、?」
「…………」
何も言わない俺を
泣いていると勘違いした山田は、
背中に手を回すと、
一定のリズムで優しく叩いてくれてる
「やまだ、」
「んー?」
名前を呼べば、返される柔らかい声
きっと、顔を上げれば、
眩しいほどの笑顔でどうしたの?って聞いてくる
そしたら、俺はまた何も言えず、何でもないと言ってやり過ごすはずだ
それじゃあ、何も変わらない
いつまで経っても山田に意識してもらえない
押してダメなら、引いてみろ
それでもダメなら……
「山田、俺今から最低なことするから、」
「へ、?何言っ……っ、!?」
___キスをしよう
「……好きなんだ、お前のこと……」
.
.
【 Kiss 】
唇___あなたを愛しています
267人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ney-ko(プロフ) - 山田くん受けを求めてこちらに辿り着きました。とっても胸キュンでどきどきでした!山田くん可愛い!!山田くんはみんなに愛されて幸せになってくれたらいいですよね〜とても楽しかったです。ありがとうございました! (2018年7月29日 12時) (レス) id: 279b6160ea (このIDを非表示/違反報告)
むぎた(プロフ) - はじめまして。とてもおもしろかったです!私もありやま大好きです^^ (2018年7月29日 2時) (レス) id: 451ddd23d9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴジャム(プロフ) - ありやま楽しみに待ってまーす!!! (2018年7月27日 20時) (レス) id: d298abc8c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:pinpon. | 作成日時:2018年7月16日 21時