キスをしようか ×ym

＊ ページ15

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「ひか、るくん、、玉ねぎ、切った……」

「おう、ありがと、……って、え、？
泣いてんの？は、え、、ど、どうしたんだよ、」





動揺を隠せない俺に
更に追い打ちをかけるかのように涙を零す





「……泣くなよ」

「泣くよ、」

「なんで……」

「だって、





……玉ねぎ目に染みるんだもんっ、！」





……とんだ勘違いでした
まぁ、泣くわけないもんな。この状況で
一人であたふたして、恥ずかしいわ、、


はぁ…、と溜め息をついていると、
君は涙を手で拭おうとしていた





「ちょ、やまだ、！手で擦っちゃダメだって、」

「涙止まんないし、目痛いんだもん。
光くんなんとかしてよー」




目蓋をパチパチとさせた後、ギュッと目を瞑る

周りに拭くものは見当たらず、仕方ないから
まだ汚れていない俺の手で代用



ムカつくぐらい綺麗な肌に、指が触れた





「プニプニ」

「うっさい」





この時、時間がゆっくり過ぎているように感じた


このまま俺だけに触れられていればいいのに、
なんて考えてると、色づいた唇が目に入る


流石にダメだよな、と自己規制するけど、
それでも抑えられない湧き出てくる欲求



ここくらいなら、……いいよね、？


親指で頬を拭った後、息を殺して唇を下ろした





「はい、終わったよ」

「ありがとう。てか、何で拭いたの？」

「俺のカッコイイ手」

「なんか途中、違う感触があったような…」

「気のせいだよ。きっと」





本当のことを伝えるのは、まだもう少し先の話







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【 Kiss 】


頬＿＿＿純粋にあなたが好き

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