ｺﾞ ページ7
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１人の蝶が涙を流していた頃、本丸の門の前では…
「へぇ〜、此所が例の………
どんな所だろ〜、まぁ〜、乗っ取ってやるだけだけどね〜」
と、言われた任務を実行しようと決意した ''見習い'' と…
「見習いの楠木殿！もう少ししっかりとしてくださいませ！！
万が一、審神者にでもバレたりしたら！どうするのでございますか！？」
この本丸の ''管狐'' 、こんのすけが居た。
「ん〜？なぁに、俺をなめてんの〜？
今まで何人の悪女、悪男(笑)を潰してきたと思ってんの〜？」
「分かっておりますよ！小学校入学と同時に初めて、合計８２人でございます！！」
「分かってるなら信用してよ〜、俺は自分に害なす奴しか潰さないし〜」
「ｯ、！とにかく！絶対に油断だけはしてはいけませぬよ！？」
端から見れば親子のような会話だ。
まぁ、まともな親子のような会話ではないが、…
「安心してよね〜、こんのすけ
油断なんてしてないよ、この世界に生を授かってから一度もねぇ〜」
「ｯｯ……では、門を開けますよ！？開けますからね！」
そう言って、こんのすけは本丸の門を開いた。
開いてすぐに自身に向けられる殺気と恨みの篭った視線。
そして……昔、自分を助けてくれた１人の蝶の香り。
「ﾁｯ……任務開始、…………あははｯ…７時間で片づけるぞ。」
待っていてください、夜蝶ｻﾝ、絶対に助け出しますからね。
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作者名：らいあげポテト | 作成日時：2019年6月16日 3時
