8話 ページ12
叶流side
うーん…絶対Aちゃん仕方ないから我慢しよ〜ってなってる。うん。これだけは分かるよ。
まぁ確かに今の言動は悪かったのかも。そこは反省反省……
取り敢えず、Aちゃんの機嫌(?)がなおるように今のうちスマホで調べておくか……
叶流「(………ん?)」
ふと、誰かの腕が当たって少しだけの体が揺れる。まぁ仕方ないしな。こんなに人居るんだし。
そう思ってAちゃんは大丈夫かな。とAちゃんの方を見てみると、その背後に中年のおじさんがいた。
叶流「(なんか…あのおじさんAちゃんに近くね?)」
そう考えて少し怪しいなと思い全身を見てみると
なんと、Aちゃんの体に触ろうとしていてあと、もう少しというところで止まっていた。
これには僕も黙ってはいれない。だから
叶流「………Aちゃん。ちょっとこれ見て〜」
A「え?なに急に………えっ、めっっちゃ可愛いんだけど。」
叶流「でしょ?でも今の位置じゃあんまり見えないよね。こっちもっと寄って。」
と言ってそのままAちゃんを引き寄せる。ふぅ、危ない危ない。もう少し遅かったらAちゃんが大変なことになっちゃうところだったよ。
ふと、おじさんの方を見ると睨んできた。…あれで威嚇してるつもりなのかな?ま、教えてあげよっ
叶流「……おじさん。どうしたの?そんな怖い顔してさ。」
おじさん「…な、なにを言っているんだい?君、怖い顔なんて……」
おっとしらばっくれてるね。でも、ここで言わないと被害が出てしまう。
叶流「あ!もしかして…この子の体をもう少しで触れるところだったのに僕が邪魔したからですかぁ??」
と煽ってみるとおじさんが顔を真っ赤にして見事にのってくれた。
おじさん「………ふざけんじゃねぇぞ!!この餓鬼!あと少しだったのに!!」
叶流「あ〜…残念でしたね?今のでこの車両に乗っている人全員に聞かれちゃいましたねw」
と言ってあげるとその途端真っ赤だった顔をみるみるうちに青くなって震えだした。
そのときに電車が我々高校の最寄駅についた。
そして、この騒ぎを聞きつけた警備の人がきてそのままおじさんを連れて行った。
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フリーデン(プロフ) - 豆さん» ありがとうございます!このようなコメントもらうと気持ち的にテンションあがるので嬉しいです! (2021年8月16日 9時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
豆(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています! ゆっくりで大丈夫なので更新待ってます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: 93794ffb29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フリーデン | 作者ホームページ:
作成日時:2021年7月25日 18時