8話 ページ9
え?今、Aって言った?
やばい。ここで照れたら絶対バカにされる。
いやでも顔に熱が集中していくのが分かる。
「あれ?笑 もしかして照れてんの?笑笑」
『っ、照れてないです.....』
バレたとは思うけど最後の抵抗で両腕で顔を隠す。
と思ったら。
「ははっ、すっげー照れてんじゃん。」
近い.......
顔を隠そうとした腕を東雲くんに掴まれてしまって、
顔を覗かれた。
『だから!照れてない....!!』
東雲くんを睨んだ。
「ふはっ、かわいい。」
『え.....』
必死の抵抗で東雲くんの顔を睨んだのに。
東雲くんは、見たことない、優しい顔で私の事を見つめていた。
.....調子狂う
やめて欲しいけど、両腕を掴まれてて何も出来ない。
「彰人。教室に戻ろう。」
「おー、わかった。」
そうして、私の腕を離して東雲くんたちはかえっていった。
「....今彰人に何されてたの?」
『....わかんない。』
「すごい顔赤いね。大丈夫?」
『....うん。大丈夫。』
_________一日中、さっきのことが頭に浮かんでくる。
今から東雲くんに会うのに.......
「A〜!一緒に行こっか!門の前でこはねが待ってるって!」
『わかった!今から行く。』
結局、瑞希は来ないし、
「あれ、そういえば、神代先輩と天馬先輩、誘わないの?」
『うーん、忙しそうだしな〜。』
....実は忘れていたのだけれど。
「......おや?そこにいるのは....A?と、白石くんか。」
『え、類?』
「あぁ、神代先輩ですか!こんにちは〜」
「2人で僕の名前を呼んでなんの話をしていたのかい?」
『今日放課後、ヒマ?』
「今日は、ヒマ、だよ。」
『りょーかい、司くんは?』
「あぁ、僕の後ろに。」
「すまない。類!待たせた!.....と、Aか?」
「あ、天馬先輩もお疲れ様です〜。」
「おぉ、白石もいたのか。」
『司くん、今日ヒマ?』
「今日か?すまない。今日は用事があってな。」
『そう。わかった......』
「何かあったのか?」
『あ、いや、今日空いてるかな〜って思っただけ.....』
「そうか....すまなかった。」
「.....僕にはどうして聞いたんだい?」
『あ、今日杏のライブを見ることになってて.....一緒にどうかなって思って.....』
「あぁ、そういうことなんだね。ぜひ、行かせてもらうよ。」
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絵豆腐 - みぃさん。ありがとうございます!最近テスト期間に入りまして...更新少し遅れています。応援ありがとうございます!貴重なコメントも... (2021年11月17日 22時) (レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして花と申します。こちらの小説を拝読させて頂き、とても面白かったのでコメントをさせて頂きました。読んでいて、今後の主人公ちゃんがどうなって行くのかが楽しみです。更新頑張ってください。楽しみしております。 (2021年11月14日 15時) (レス) id: 425f5620de (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐 - わああ!!ありがとうございます〜!返信遅れてすみません。更新頑張ります!!笑 (2021年11月13日 7時) (レス) @page36 id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!楽しみです!更新頑張って下さい!! (2021年11月6日 19時) (レス) @page36 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵豆腐 x他1人 | 作成日時:2021年10月9日 19時