6話 ページ7
最初は優しかった。父も母も。
でも、いつまで経っても成長しない私にうんざりした父が、とうとう怒り始めた。
「そんなのも出来ないのか？それが出来るまでご飯はなしだ。」
「っ、、まぁまぁ、落ち着きましょう。...大丈夫。お母さんがついてるから。」
私には母がいたから大丈夫だった。
でもその母まで....
「本当に私の娘なのか？！」
母にも怒鳴るようになった。
「なんでおまえはいつもできない？！お前の躾もなってないのだろう？！」
そうしたら、母は限界を迎えたらしい。
私を庇わなくなった。
怒鳴られるのも叩かれるのも私だけ。味方なんて居ない。
私の唯一の癒しは学校だけだと思ってた。
でも、その学校さえも最悪だった。
『...お父さん。転校したい.....』
「転校.....？お前はまだ私の顔に泥を塗るつもりか......全く。」
「....転校するなら1人で出ていけ。金は送る。」
そこから一人暮らし、だ。
中学校はいいところで、近所もいい人たちだった。
知らなかった世界が広がったような気がした。
でも、一つだけ残っていた。
私の心はまだあの子に......縛られ続けている。
_____嫌なことを思い出してしまった。
瑞希とは親友、のつもり。
ずっと逃げている。今も。.....昔も。
何があってて何が間違っているんだろう。
味方なんて最初から居ない。
そう思わないと生きていけない世界。
全部全部消えてしまえばいいのに......
_______『ん......』
朝だ。こんな時間に起きたの久しぶり.....
今日は学校......
『行こうかな.....杏にも会いたいし......』
そういえば、ニーゴのこと忘れてたな...
瑞希に連絡入れとこ.....
________『おはよー』
「わっ、A？！こんな朝早くに.....しかも2日連続.....」
『何それ。笑.....今日は来たい気分でさ。』
「へぇ〜珍しいね〜！今日の約束、忘れてないよね？」
『ちゃんと見に行くよ笑』
「ほんとに〜？あ、そうだ。出来れば友達にも広めてほしいんだけど......そんな友達いないか〜」
『失礼だね....笑なら、類でも誘おうか？笑』
「えっ、類って.....神代先輩？！」
『知ってんの？なら話早いじゃん。司くんもついでに.....』
「いやいやいや。どういう関係？！...もしかして、前冬弥に言ってた知り合いの知り合いっていう知り合いは神代先輩だったってこと？！」
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絵豆腐 - みぃさん。ありがとうございます！最近テスト期間に入りまして...更新少し遅れています。応援ありがとうございます！貴重なコメントも... (2021年11月17日 22時) (
レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして花と申します。こちらの小説を拝読させて頂き、とても面白かったのでコメントをさせて頂きました。読んでいて、今後の主人公ちゃんがどうなって行くのかが楽しみです。更新頑張ってください。楽しみしております。 (2021年11月14日 15時) (レス) id: 425f5620de (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐 - わああ！！ありがとうございます〜！返信遅れてすみません。更新頑張ります！！笑 (2021年11月13日 7時) (レス) @page36 id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！楽しみです！更新頑張って下さい!! (2021年11月6日 19時) (レス) @page36 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵豆腐 x他1人 | 作成日時：2021年10月9日 19時
