32話 ページ33
よし、1時間目までには時間あるからな〜
この間買った小説の続きでも読もうかな.....
......あれ？
まって、ない。
小説がない......
暇つぶしが出来なくなる〜！！！！
とりあえず記憶を遡ろう。どこかに置き忘れたとか.....
________チャイムがなった。
放課後だ。瑞希と屋上に行かなくちゃ......
あの小説、続き気になるな......
あ〜もう！！どこ行ったのさ〜.....
「A〜、ってわ！！！何かあったの〜？」
『瑞希〜.......』
瑞希に小説が無くなったことを伝えると、
「え〜？ボクは最近、小説見てないからな〜.....」
『だよね〜.......』
「まあボクの方でも探してみるよ！！とりあえず、屋上に行かない？」
『うん.....』
_____久しぶりの屋上.....かな？
寒いね.....
「.....あのさ、A。」
さっきと打って変わって、真剣な瑞希。でも少しだけ不安の顔。
.....やっぱり今日、なんかあった？
「ボクたちに.....いや、ボクに.....なにか隠してるよね？」
......え？
ドキン......ドキンと、心臓が不規則な音を立てる。
心臓の音しか聞こえない。
いや......落ち着いて........
あれ？笑顔ってどうするんだっけ？
金縛りみたいに体が動かない。
「.....ねぇA。ボクにもAを助けさせてよ。.....何があったの？」
何があったのって......
それは私のセリフ。
何があって瑞希が.......
何が........何？
誰が........
......ミク？
ミクが全部全部瑞希に......
ミク.....
「ごめん。....本当は気づいてたんだ。Aのこと。.....それなのにボクはずっと気付かないふりをして、し続けて......
A.....何があったの？」
類の言う通りだった。瑞希も気づいてた......
なんで？なんでそこまでして関わってこようとするの？
「A.....！！ボクに話してよ......
ボクはAに何も言わない。
ボクは信用してもいい。
だから.....『言って.....どうなるの？』
え？」
『.....だから、言ってどうなるのって』
瑞希が怯えたような顔をする。
そりゃそうだ。だっていつもの私じゃないから。
誤魔化すつもりは無い。誤魔化しても無駄。
笑えない。笑いたい。笑う.....
笑うって
何？
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絵豆腐 - みぃさん。ありがとうございます！最近テスト期間に入りまして...更新少し遅れています。応援ありがとうございます！貴重なコメントも... (2021年11月17日 22時) (
レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして花と申します。こちらの小説を拝読させて頂き、とても面白かったのでコメントをさせて頂きました。読んでいて、今後の主人公ちゃんがどうなって行くのかが楽しみです。更新頑張ってください。楽しみしております。 (2021年11月14日 15時) (レス) id: 425f5620de (このIDを非表示/違反報告)
絵豆腐 - わああ！！ありがとうございます〜！返信遅れてすみません。更新頑張ります！！笑 (2021年11月13日 7時) (レス) @page36 id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！楽しみです！更新頑張って下さい!! (2021年11月6日 19時) (レス) @page36 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵豆腐 x他1人 | 作成日時：2021年10月9日 19時
