謎の少女 ページ5
[ナックルシティ]
ーナックルジムー
「キバナさん知ってますか？最近この街で小さな女の子について噂されているのは」
「あ？なんだそりゃ。どこか変なのか？」
「変…というか、何かを探してるみたいで。街の人々に聞いて回ってるそうです」
◇◆◇◆◇◆◇
街で人とすれ違う度に
キバナさん！いつも応援してます！と黄色い歓声と、次こそは頑張れよー！と喝が飛び交う
「おー、サンキュなー」
手を振って応えている内にギャラリーは増え、歓声はより大きくなり輪を作るほどの人集りになってしまった
まぁ近々ダンデとのエキシビションマッチが控えてるから、みんなもいつもより熱が入っているみたいだな
応援してくれているのは素直に嬉しいので嫌ではない。
嫌ではないが前準備と用事もある。収集がつかなくなる前に「じゃあな」と、その場を後にした
◇◆◇◆◇◆◇
「ん？」
なんだ？
ポケセンの看板の陰でぴょこぴょこと何かが揺れている
近付いていくとそれが頭だと気付いた
髪を２つに結っている。所謂ツインテールだ
一瞬ヌメルゴンを思い出す
ヌメルゴ…じゃなくてそれはまだ小さな子どもだった
こちらに背を向けている為気付かない
何やら一人でうんうんと唸っている
「オマエさっきから何してんだ？」
『……？』
声をかけるとピタっと止まり振り向いた。
ぱち、と大きな目をはためかせ
首を傾げた
『……！A？』
ガラスを埋め込んだようなキラキラとした大きな瞳
見たことがないほど白過ぎる透き通った肌
人間離れしていると言えばそうだが、例えるなら
まるで人形のようだった
「かくれんぼでもしてんのか？」
しゃがんで目線を合わせて そう聞くと、ふるふると首を振ってこう言った
『探し物してるの』
ー小さな女の子が探し物をしているらしいー
そういやそんな話を一昨日ジムの奴が言ってたな
このちっこいののことか
それにしても探し物ね
「なに探してんだ？」
『…！あ、あのね…！こーんなの！』
手でジェスチャーをしているのか『このくらい！』と身振り手振りで形を伝えようとする
先端が大きな丸のついた長い棒？みたいなものだった
このちびが持つにはデカすぎる気がするが、実寸大とは限らねえか
『知らない？』
首をこてん、と傾げてそう聞いてくる
どっかで見ただろうかと記憶を巡らせてもコイツが言う様な物には覚えがなかった
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愛っち(プロフ) - 天使の主人公ちゃんとキバナさんとのやり取りがホッコリします！次の更新頑張ってください‼️ (2022年4月24日 16時) (
レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 夢主ちゃんには幸せになってほすぃ… (2020年1月29日 22時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
sk - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流衣 | 作成日時：2020年1月4日 1時
