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コズプロ上層部の控室は、人気がなくて少し近寄り難い。
本当はこんな場所来たくもなかったが、まぁ仕事だしと割り切ってドアをノックして中に入った。
そこでも、私が賞を受賞する事への祝辞のようなものを述べられたが、彼らが向ける賞賛の言葉は、上っ面だけで嬉しくなかった。
そんな事はもちろん口にも顔にも出さず、「ありがとうございます」と一言だけ言って、用件を伝えるとすぐにこの部屋から出た。
(はぁ……あの人達、あの手この手を使って気に入らない芸能人潰しているし好きじゃないんだよね)
「……で……よう」
「わか……さ……」
(ん？)
声が聞こえ、少し気になった私は興味本位でそちらにこっそり近付く。
そして、聞き耳を立てた。
「では、この流れで」
「あぁ。Trickstarは潰しておかんとなぁ。決勝に勝ち残ったその瞬間、地獄の底へ真っ逆さまだ」
「例の”あの明星”の息子がいるんだ。これを使わんわけにはいかんだろ」
(潰す？それに、”あの明星”ってまさか……！？)
業界最大レベルの不祥事だと言われている”あの明星”の事件は、もちろん私も知っている。
でも真相は謎のまま、先人達が苦労してそれを揉み消した。
それを、あの大舞台で掘り返すなんて……
(そんな事したら、明星くんは……！！)
でも私は、あくまでコズプロ側。彼らの敵だ。
もちろん、EdenにはSSで優勝してほしい。
けれど_______________
(私はプロデューサー。アイドルを輝かせる存在)
キラキラしたあの子の笑顔を、奪うわけにはいかない。
それにあの子は……あの子達は、アイドルになるべくして生まれた存在。失うわけにはいかない。
意を決して、私はこれを知らないスタッフやTrickstarの元へ向かおうとした。
_______________そう。向かおうと”した”
「うっ……！？」
突如後頭部に激しい痛み。
気付けば私は、床に倒れていた。
視線の先には、1人の男性スタッフと割れたバレッタ。
(あぁ……日和くんから、せっかく貰ったのに)
でも行かないと……私は……
(守りたいものが_______________)
薄れる痛みと意識の中、バレッタをくれた日和くんの顔と、綺羅星達のの笑顔が脳裏を掠める。
そして、五感の全てがシャットアウトされた_______
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アニメ大好き！九喇嘛朱雀♪ - 日和くん嬉しいです！推しなんで！茨君が好きになり、ジュン君が好きになり、凪砂君が好きになりました←楽しみにしてますね！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
真夏(プロフ) - 初めまして！！お、通知が来たと思ったらまだ誰とは決まっていないものの、オチを作ってくださるとは...！嬉しいです！！短い文ですがどうしても言いたくなってしまいました。これからも頑張ってください！！ (2020年4月8日 22時) (レス) id: 9040ea43e3 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き！九喇嘛朱雀♪ - 初めましてです！Eden大好きなので嬉しい限りです！私は凪砂くんが大好きなのですが作者様は誰推しでしょうか？これからも応援させていただきます！頑張ってください！ (2020年3月19日 20時) (レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
星野麻衣(プロフ) - 初めまして！一気に読ませていただきました！この作品のお陰でEdenの新しい魅力に気づくことができました。Edenの魅力が伝わってくる作品でした。これからも頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: fe016e2f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年2月8日 18時
