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翌日。ゲーム制作会社との打ち合わせの日。
玲明学園の前で七種くんを待っていたら、黒のリムジンが目の前に停り、「おはようございます、Aさん！敬礼！」と彼が出てきた時は驚いた。
いや、何と言うか格の違いを見せつけられた気がしますね。学生実業家は違うなーあははっ。
それにしても、他の生徒からの視線が痛いという事もあり、私はさっさとリムジンに乗り込むと、それに続いて七種くんも乗り込む。
うわ、座席フカフカ……ヤバいここで寝たい。
「さて、Aさん。これから先方にご挨拶と打ち合わせに参るのですが、1つだけお願いがあります」
「え、何？」
「何があっても、決して自分から離れないでください」
……愛の告白？いや、違うな。
七種くんは、いつものような胡散臭い顔ではなく、いつにも増して真剣な面持ちだった。
「どうして？」
「芸能界は仕事の打ち合わせだったり、次の仕事を取ってくるという裏側になると女性が狙われやすい。俗に言う、”枕”というやつです」
「小耳に挟むくらいに、そういうのは聞いた事はあるね」
「今回の打ち合わせに、是非我々の事を取り上げたいという雑誌編集会社も参加するのですが……その上層部が”そういう類”で裏では有名なんです」
作曲家としての仕事や打ち合わせでそういう事が一度もなかったから、七種くんに忠告を受けている今も何故か危機感がなかった。
でも、それは今まで私が仕事を自ら取ることがなく、依頼される事が多かったからかもしれない。
プロデューサーとなった今、私は仕事を取ってこなくてはいけない。
となると、彼の言った通り今まで以上に気を張らなくてはいけないだろう。
「この先の仕事でも同じことです。なるべく自分、もしくは他のEdenのメンバーと共に行動して頂くようお願いします。何かあってからでは手遅れですので」
「分かった。私も今まで以上に危機感は持つようにする」
目の前の彼や、他の人だけに自分の身の安全を任せるわけにはいかない。
常に自分の身の危険と隣合わせ、と思うようにしよう。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
