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構ってちゃん ページ5

樹side









『いっちゃ〜ん！ねぇ〜！』









今日は撮影dayなんですが




今楽屋にAと俺2人だけなんですよなぜか









みんなどこいってんだろ









『いっちゃん。』









「…」








隣で俺をつつくA









携帯に夢中な俺









わざと無視してるんですよこれ








『ねぇ、いっちゃん。』









絶賛かまってちゃんのA









構ってやりたいのは山々なんだけど



ちょっと反応が面白いから無視してみる









『ﾂﾝﾂﾝ』









「…」








『ねぇ、いっちゃ…』



「ほんとにマース可愛いなぁ〜」









構ってちゃんなAを無視してうちの猫マースの動画を見る









『いっちゃんってば…』








「インスタ投稿しようかな〜」






『樹さん！！！！』







バッとAに携帯を取られる









「A」








『ずっと呼んでるのになんで気づかないんですか！』



『それとも無視ですか！』








『そんなに私嫌いですか！！！』






どうやらAを怒らせてしまったようで








楽屋から出ていこうとするAの腕を引っ張る







『いっちゃ…』







「A」






「ごめん」


「反応が可愛くてちょっとからかっただけなんだ」









「ごめんな」








『…』









「別にAのことが嫌いなわけじゃないよ」









『ほんとに…？嫌いじゃ、ない？』









「うん。大好き」









ふへへと笑って私も大好き！


なんて言うAは本当に守りたくなる








些細なことでも気にしてしまう彼女だからこそ




俺達が守ってやらなきゃな









女だからとかじゃなくて









大事な大事な仲間だから

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