悪戯させて下さいな。【文豪ストレイドッグス】【反応集】

▽女の子の日が来た ページ24

今日、貴方の女の子の日は重めみたいです。

❀中島 敦
「え、Aちゃん？」

明らかに顔色の悪い貴方が出社して来たのを見て、彼は慌てて貴方に駆け寄ります。
頑張って出社したのに、ずーん、とした気怠さが身体から離れません。

「体調、悪いの？それじゃあ休まないと…」

女の子の人は判ってないみたいですが、体調の悪い貴方にその日は沢山気を使ってくれます。


❀太宰 治
「Aは本当に隠すのが上手だね」

成(な)る可(べ)く笑顔で一日を過ごしていた貴方。
一人になった時、腹痛のあまり蹲(うずくま)っていると彼が来て、貴方をふわりとお姫様抱っこしてくれます。
まるで割れ物を扱うみたいに、優しい手つきで。

「今日は休むといい、午後の仕事は私がするよ」

午後は貴方の仕事だけしてくれたみたい。


❀国木田 独歩
「A、薬は飲んだか？」

彼は、社内でも辛そうな顔をしていた貴方を半ば無理矢理帰らせます。
仕事優先、という感じの彼も貴方の為に休みを取って、貴方の看病をしてくれますよ。

「俺は食べ易い物を買ってくるが…何か、欲しい物はあるか？」

そこで貴方の好きな物を答えれば、彼はふふ、っと笑って了承してくれます。


❀江戸川 乱歩
「ほら、僕の言った通り」

明日は女の子の日だろうから休みなさい、と、昨日彼に言われた貴方。
腹痛で目覚めた時、「流石は名探偵」と思います…。
起き上がれない程に状態は酷く、溜息を零せば、部屋の扉の方から彼の声が聞こえます。

「なんでいるの？って…合鍵…くれたでしょ？僕はAの彼氏だよ、お見舞いくらいさせてよ」


❀与謝野 晶子
「ほーら、病人は寝てるんだよ」

貴方の頭を優しく撫でて、彼女はそう言います。
その手付きは迚も柔らかく、貴方を気遣っているのが判りやすいです。
同じ女性だからこそ、貴方の痛みが判る彼女は一日中面倒を見てくれます。

「妾(あたし)ゃね、医師としてじゃなくて恋人としてAを心配してンだよ」


❀福沢 諭吉
「緑茶を淹れたのだが…飲めそうか？」

彼は女の子の日に効く物を調べて、緑茶を淹れてくれたみたいです。
小さなことでも、辛い貴方の力になりたい…そう考えてくれているようですよ。
彼が淹れてくれた緑茶は温かく、飲みやすい温度まで冷ましてくれたみたい。

「元気の無いAを見ていると、私も胸が痛いのだ」

→→←❀大切なお知らせ❀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す