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Aside
「なんか久しぶりだねー、こうやって3人で歩くの」
『…部活引退してからも、あんまり話さなかったしね』
まぁ私が避けてたからなんだけど、というのは心の中にしまっておいて。
「それより良かったじゃねーか、黄瀬と仲良くなれて。ブスって言われたのはガチなやつ?」
『ガチだよー、キャプテンが私の従兄妹でさ、周りがこんな可愛い従兄妹いたの?って言ったらそのブスのどこが可愛いんだよって』
「もー、きーちゃんってば酷い」
「黄瀬にも女がブスに見えることってあるんだな」
『あれは普通に傷ついた』
懐かしいな、そんなこともあった。
あの時はこの先やっていける気がしないって思ってたし、なんで黄瀬くんがいるのって思ってて。
『今は結構人懐っこくていい子だなって思う』
「…有り得ねーわ、ほんと。色々」
『どういうこと?』
「なんもねーよ」
自販機について、飲み物を買おうとしたら大輝が買ってくれた。
買ってくれたお茶を飲もうと蓋を開けた時、大輝が口を開いた。
「それより、上がってこいよ?黄瀬の野郎、ぶっ潰してやっから」
『そっちこそ、途中で負けたら許さないから』
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作者名:愛璃珠 | 作成日時:2021年8月7日 20時