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今回のご飯は普通の焼肉店。
「お〜めっちゃええ匂い」
久々の肉や〜なんて子供みたいに喜んでる重岡さん。
...ちょっと、ほんのちょっとだけ可愛いなんて思ったり
席についてから何にするかゴタゴタと2人で悩んだ末にやっと決まってお店の人を呼んだ。
「すみませーん」
「...お待たせいたしました〜。」
「「え、？」」
私たちの席に来た店員の顔を見上げるとそこには懐かしい顔が。
注文を受けに来た店員は私の元彼、いわゆる私のトラウマを作った原因のやつだった。
「...A」
「......。」
わたしはびっくりしたし、喋りたくもなくて固まってしまった。
そして重岡さんも当たり前ながら状況が掴めてないような訳の分からん顔をしてる。
「...この人、彼氏？」
少しの沈黙を破ったのは彼で、内容も内容だと思う。
彼にも私に悪いことをしたっていう自覚はあるって前に聞いたことがあるのに、久々に会って一発目によくそれを聞くなとしみじみ思う。
「...彼氏じゃ、ないよ」
やっとの思いで張り詰めた空気の中騒がしい店内に消えていくような声で話す。
「そうなんだ。じゃあ誰？」
普通こんなことまで聞いてくるかと思ってまた困ってしまって。
なんて応えようか迷っていると、
「っあの！」
突然重岡さんが身を乗り出して発言をしてきた。
「俺はこの子の会社の先輩。俺がAちゃんの事が好きやから飯に来ただけ。これでええ？」
いつもより少し怖い顔で彼に言う。
彼は一瞬顔を歪めたけど、そうなんですね、とだけ言って厨房へ戻ってしまった。
「...はぁ。」
「...なんかこんなことに巻き込んでしまってほんとにすみません。」
「Aちゃんはなんも悪くないで。
とりあえずここ出ようか。」
そう言ってわたしの腕を引いた重岡さんの手は、とても温かくてどこか安心した。
続く (更新停止中)
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ありす。(プロフ) - パリピポくんさん» コメント、応援ありがとうございます！ほんとにゆっくりですが頑張ります！ (2017年10月10日 0時) (
レス) id: d18c22aa0a (このIDを非表示/違反報告)
パリピポくん - すごく面白いです！作者さんのペースでいいので、更新頑張ってください！応援してます！ (2017年10月9日 18時) (レス) id: 04bc29540a (このIDを非表示/違反報告)
ありす。(プロフ) - ★ほのか★&緑濃いめの虹色ジャス民さん» コメありがとうございます！大好きって言ってもらって嬉しいです！！頑張ります！ (2017年9月20日 8時) (レス) id: d18c22aa0a (このIDを非表示/違反報告)
★ほのか★&緑濃いめの虹色ジャス民 - 大好きです！！頑張ってください！！ (2017年9月19日 21時) (レス) id: c5654ffc91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす。 | 作成日時：2017年3月19日 1時
