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「なんか、いつもと雰囲気違いますね、陸さん」
陸「そう？サングラスしてるからかな〜」
サングラスを少しずらして目を合わせてくれたけど
その仕草がかっこよくて慌てて目を伏せちゃった
陸「Aちゃんっ」
「はい」
陸「やっぱなんでもない〜そういえばAちゃんもなんか今日雰囲気違うね？」
「それ、みきちゃんにも言われたんですけどいつもと同じですよ、笑」
陸「え〜可愛いのに、」
「いやいや無いです」
男の人に可愛いとかお世辞でも言われ慣れてないから
どういう反応すればいいかわかんなかった
好意もなければ、特別なんかじゃないって
分かってるのに
優しい彼の言葉に嬉しくなってキュンとして
心がふわふわ浮くような感覚
自分の気持ちが溢れ出ないように
グッと心の中に押さえ込んだ
「2人起きないですね」
陸「ほんとにぐっすり(笑)」
「あと何分くらいですか？」
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陸「ん〜30分くらいかな」
あと30分。
早く2人どっちか起きて欲しいなって気持ちと
もう少しこのままがいいって気持ち
陸さんはどんな気持ちなの？って欲張りになって
知りたくなる
「あの、しりとりしませんか？」
陸「いいよー！じゃ俺からね！」
多分その時の私は早く時間が過ぎて欲しい気持ちで
いっぱいだった
自分のこの気持ちが表に出て彼に悟られないように
出来るだけ平然と振る舞うように
気を紛らわしたかった
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作者名：月 | 作成日時：2021年8月20日 3時
