第27話 ページ27
A｢家まで送ろうか？｣
トン｢自分女子なんわかっとる？｣
A｢？､､､わかってるよ｣
トン｢あんなぁ､､､女の子が独りでこんなくらいところ歩いたら危ないやろ！俺は男やし大丈夫やから｣
A｢紳士だね、かっこいい｣
トン｢ｯ､､､それ、誰にでも言うなよ｣
A｢まさか、トンくんにしか言ったことないよ｣
トン｢それもや｣
A｢わたし話せることなくなっちゃうよ？｣
トン｢とにかく見送りはここまででええから｣
A｢気をつけてね、今日はありがと｣
トン｢ん、おやすみ｣
A｢､､､おやすみ｣
玄関の灯りをつけて手を振ればトントンも
数メートル歩いてから振り返って手を振ってくれた
ｶﾞﾁｬｯと戸締りをちゃんとしてからに
なったティーカップを2つ片付ける
A｢､､､帰って来れるなら、帰ってきて欲しいよ｣
その言葉はシンクに打ち付けられる水の音に
かき消されて誰にも届かない
――――――――――――――――――――――――
A｢ね、大きくなった？｣
うつ｢ぼく？うーん､､､そう？｣
A｢うん、なんかねみんなもだけどすごいスピードで成長してる気がするんだよね｣
コネ｢？､､､せいちょう、｣
6歳程だったはずのコネシマたちは
心做しか背が伸びてる気がする
試しに家の柱に傷を入れて
身長を測ってみることにしてみた
その結果やっぱり明らかに人間では
無いスピードで大きくなってるのだ
目の前で頭を傾げるうつの髪に指を通せば
嬉しそうに擦り寄ってくる
そして無意識なのか腕に黒いハートの
しっぽが絡みついてきた
A｢ここに来て2週間でしょ？今、10歳くらいかな｣
シャ｢おれら、まだおおきくなるで、！｣
A｢そうだね、元気に育ってね｣
うつ｢､､､もうすぐ、じかんじゃないん？｣
A｢ん？ほんとだ！！みんな！ここ座って！｣
朝の10時
仏壇がある部屋に集まった子供たちは
Aを真ん中に1列並んで正座する
写真の中で綺麗に笑う両親と目を合わせた
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ショートピース - 今回の小説も大好きです‼︎Twitterやってなくてパスワードの件の時作品追えていなかったんですけど､､､久しぶりに見たらやっぱさや様最高すぎて本当に一番好きな作者様です‼︎お体に気をつけてこれからも更新頑張ってください (2023年3月27日 22時) (
レス) @page44 id: 4c8fcac512 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - まいかい作品が神作で発狂しそう…()今回も面白いです！sypが可愛いんじゃあ…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月27日 20時) (レス) @page44 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶(プロフ) - 39話のトントンが大先生に教えているところの話が気になりますできれば書いてくれませんか？ (2023年3月19日 22時) (レス) id: e8b6a52788 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年3月12日 14時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
月姫 - いつもさや様の作品を読ませていただいてます！いつも素敵な作品ありがとうございます。更新がない期間はとても寂しいですがまた更新楽しみにしています！パスワードの件も了解しました！ (2023年2月6日 7時) (レス) id: 5481e3b522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さや
| 作成日時：2023年2月2日 17時
