【d!】ヤンキーと無頓着少女2 (ページ4)

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第54話ページ4

A「､､､やめて」

トン「何を？こいつはAに危険を及ぼす存在やろ？」

コネ「排除対象や」

ショ「あんたすぐにホイホイついて行くんやから」

シャ「どーせ奢られたかなんかでお友達とか言うとんやろ？」

ロボ「Aはすぐに人を信じすぎる節があるからなぁ」

A「､､､」

Aの顔が歪んだ

いつも無表情であまり表情が動かないA

明らかに機嫌が悪くなったので

さすがのヤンキーたちもたじろぐ

グルッペンでさえも動揺してるのが見て取れた

A「､､､嫌い」

これだけの人数がいていつも騒がしい空間だが

今回ばかりはAの言葉が綺麗に響いた

頭が真っ白になったであろうヤンキー達

その"嫌い"という言葉が自分たちを指している

という事に気づくのに時間がかかった

エミ「え、？Aさん、？」

A「､､､行こ」

エミ「､､､え、で、でも」

A「ご飯、食べるんでしょ」

エミ「は、はい！」

エーミールを連れて屋上から出たAは校庭へ出た

ビクビクと様子を伺うエーミールは

手を握ってくれているのが嬉しいのと

Aの機嫌が悪いので感情が忙しい

A「ご飯、食べよ」

エミ「！､､､はい！」

ある木陰でお弁当を広げて2人で食べる

Aの表情はいつも通りに戻っていた

エーミールはAが良ければなんでもいい精神なので

それに少し安心して緊張が和らぐ

エミ「美味しいですか？」

A「ん」

エミ「午後からはAさんも出る徒競走あるので食べ過ぎ注意ですよ？」

A「ん」

エミ「､､､そういえば、なぜ､､､私をあそこへ？」

満遍なしに話をふって3回目で本題を聞いてみる

食べるのをやめたAはエーミールをじーっと見た