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気がつけば 夏休みが終わってから
２週間が経っていて、
今日は文化祭。
結局、目立っている女子たちを中心に
劇をやることになったらしいけど、
私も風磨も中島も、
正直 興味なかった。
男子｢風磨ー！
一緒にどっか回らね？｣
男子｢どーせ、独り身なんだろ？笑笑｣
風磨｢うっせぇなぁ。笑
お前らと違って暇じゃねえんだよ。笑｣
男子｢え、もしかして劇出んの？｣
風磨｢んなわけねぇだろ。笑
あんなの死んでもやりたくねぇし｣
楽しそうに男子たちと話している彼が
視界に入る。
せっかくの文化祭だというのに、
まだ周りの目を気にしなくちゃいけないのか。
なんて、溜め息をつく。
『…』
その場にいても意味がないと思った私は、
２枚ある焼きそばの食券を
ポケットにしまって、
自販機へと向かった。
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あれからすっかりファンタグレープに
ハマった私は、
またしても同じものを買ってしまった。
『ぷはぁっ！』
気持ちよく飲んでいたとき、
「A？」
聞き覚えのある声がした。
『……中島…』
この前の事があって以来、
授業中もわざと寝たり、
かと思えばまじめにノートとったりして、
隣の席だというのに
あからさまに中島のことを避けていた私は、
中島としゃべるのは久々で
挙動不審になっていた。
健人「そんな嫌そうな顔しないでよ。笑」
『…別にしてないよ』
健人「せっかくの文化祭なのに、
菊池と一緒じゃないんだね」
嫌味か！
なんて思ったけど、あえて言い返さなかった。
『……』
健人「…あのさ、
俺、Aに言いたいことがあるんだ」
『…好きなんて言葉なら
もう聞きあきたけど？』
健人「あれから何度も考えたんだ。
このままでいいのかなって。
でも、やっぱり、俺、
Aのこと諦めたくないんだ。｣
やだ、そんな言葉 聞きたくない。
これ以上 私を苦しめないで…。
健人｢俺のこと、好きじゃなくてもいいから。
お願いだから、
あいつのところに行かないで｣
そう言った中島は
今にも泣きだしそうな顔をしていた。
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抹茶もち \ ♪♪ /(プロフ) - わぁぁぁぁ、めっちゃいいお話ですね 感動して泣きましたヽ(；▽；)ノ紫月さんのお話大好きです!! (2016年3月22日 13時) (
レス) id: f516db3a4f (このIDを非表示/違反報告)
xLuvx(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも無理せず更新頑張って下さい！！ (2015年6月14日 23時) (レス) id: aebc61ec1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫月華恋 | 作成日時：2015年6月14日 22時
