キラキラヒカル③...Hikaru.Y... (ページ2)

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Aが大切だった。

Aが傍にいてくれたことで、
どれだけ救われたかわからない。

「話したくなったら、話してください。
……今までと、一緒ですよ。」

「先輩がかっこ悪いのなんてわかってます。今更です！」

「いつもみたいに、言いたいこと言ってくれていいです。大人しい先輩なんて、調子狂っちゃう。」

一人で抱え込めば抱え込むほどに、
嫌な考えばかりが浮かんで。

自分で自分を責めて、それを誰にも悟られたくなくて、必死で押し隠した。

だけどそれさえも受け止めて、
それでもいい、と言ってくれた。

それが、どれだけ嬉しかったか。

「私、八乙女先輩のことが好きみたいです。」

「怖くて眠れなかったら、電話してきてもいいですよ？」

「何回だって、行きましょう？そのうち、思い出すのはその人じゃ無くなりますから！｣

こんな俺に、
素直に気持ちを伝えてくれる。

前の彼女のことを知ってても、
それでいいって、待っていてくれるって、

笑いながら伝えてくれたAを可愛いと思った。

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