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A「八乙女先輩。」
光「んー？」
A「部活って忙しいですか？」
光「忙しいっつーか、練習はきっつい。毎日練習して風呂入ってベッド直行、みたいな。」
A「休みとかないんですか？」
光「あるけど、一日全部ってのは滅多にねーかな。半日とかなら結構ある。」
A「そういう日って、何してるんですか？」
光「そーだなー…、結局練習してるか、寝てるか、友達と遊ぶか…………………………、」
A「……今彼女のこと思い出しましたよね？」
光「そんっ！なわけ、」
A「まあ、先輩が墓穴を掘って落ち込むのはいつものことなんで、スルーしますけど。」
光「スルーすんの！？」
A「次のお休み、私と出掛けませんか？」
先輩とは学年も違うし、校舎も違う。
上京して下宿しているらしいから、
一緒に帰る、なんてことも出来ない。
委員会が一緒にならなければ、
私と話す機会なんてなかった。
私たちはそれくらい接点が少ない。
つまりそれ以上を望むなら、
自分で動くしかないんだ。
A「本当は折角学校が一緒なんで、お昼に誘ったり、一緒に帰ったりっていうのも考えたんですけど。
あまり現実的じゃないかなーって。」
先輩が、委員会以外の接点の無い後輩と
校内で一緒に過ごす理由がないから。
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作者名：環
| 作成日時：2019年4月14日 10時
