27 ページ27
.
A「先輩、今日この後軽音部の集まりがあるんじゃないんですか?そろそろ時間ですよ。」
光「んあー……もうそんな時間かー。」
A「お昼休み中に委員の仕事と部の集まりって大変ですね。
委員会の担当、別の日に代えてもらえばよかったのに。」
光「まあ、そうなんだけどさ。俺、おまえと話してると結構癒されんだよねー。」
A「え?」
光「だあってさー!俺が彼女に振られて悲しい思いしてるってのに、あいつら皆して調子乗ってっからだーとか、ざまーみろ、とか言ってくんの!ひどくね!?」
A「……先輩。もしかしていじめられて、」
光「ねーわ!いじめられてなんかない、けども!……ん?え?これいじめか?いじめなのか!?」
A「………ふっ……大変、ですねっ……」
光「おま、そこ笑うとこじゃねえよ!」
『あいつら』とは、先輩が惚気話をしていたときも、ほぼほぼ相手にしなかったという先輩の友達。
たぶん今は心配すればするほどに先輩の、彼女の引き摺り具合に拍車がかかることを分かっているんだろう。
いつも一緒に楽しそうに笑ってる姿を目にしているから、彼らが本当に先輩を突き放しているわけではないことも、なんとなく分かる。
.
236人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:環 | 作成日時:2019年4月14日 10時