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問題は彼の周り、かもしれない。
どうしてこんなにイケメンが集まった?と思うくらいに、モテ男が揃っている。
「あー、もしかして、八乙女先輩?」
A「…………へ?なんで?」
「だって、A、八乙女先輩と一緒に委員会の仕事してるじゃん。好きになっちゃったり?」
A「あー、ないない!それ絶対ない。」
「そうなの?なーんだ。」
八乙女先輩が好きか、嫌いか、と二択を迫られたなら、私は好きと答える。
けれど、それは彼の人間性であって、恋愛感情ではない。
大体、あれだけ彼女の惚気話を聞いていて、どうして彼を好きになれるだろう。
「八乙女先輩って、なんか楽しそうだよねー。」
「そうそう、いっつも笑ってて悩みとかなさそう!」
「私はもっと大人しそうな人のがいいなー。伊野尾先輩とか!」
「えー伊野尾先輩?何考えてんのか分かんないじゃん。」
「それがいいんじゃん!Aは?」
「……どうなんだろ?」
「ええー。私らに聞かれても!」
皆の言っていたとおり、八乙女先輩は今も部活の仲間と楽しそうに笑ってる。
笑ってるように、見える。
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作者名:環 | 作成日時:2019年4月14日 10時