イエスorイエス…Daiki.A… (ページ5)

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私は紙パックに差し込まれたストローから口を外し、そっと雄也に顔を近付けた。

A「あのね、光くんは有岡くん、の中学の同級生。」

雄也「ああ、もしかしてAに紹介したのが光くん？」

A「う、うん。」

雄也「光くーん、そりゃヤベー奴紹介したねー。」

納得した様子の雄也に、
光くんが恨みがましそうに睨み返した。

光「ちっげーよ！俺が紹介したのは薮だよ！！」

普段からよく聞き親しんだ名前が出てきて、
雄也がお茶に伸ばしていた手を止めた。

薮くん、とは光くんの幼馴染み。

光くんを通じて知り合って、
今となっては雄也とも仲が良い。

雄也「…なんでそこから有岡、に？」

コップを持ち上げた雄也は不思議そうに私を見た。

A「……光くんが薮くんとのデート…のようなものをセッティングしてくれて…。

待ち合わせ場所に行ったら、何故かそこに大ちゃんも来てて…。」

光「あー！今思い出してもムカつく！
あの時アイツがこなければー！！」

『ね、今度二人であそぼーよ。』

脳裏に、一年前の、

薮くんと大ちゃんと三人で遊んだ、
食事会の帰り道が浮かんだ。

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