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光「本当にあいつ来んのかなー。」
お姉さんが席を外してる間に光くんが呟いて、
ハッとして急いで参考書から顔を上げた。
その目線が雄也と合うと、微かに首を傾げられる。
雄也「多分ね。今まで通りなら来るんじゃね？」
光「けど、�睫擇發茲�あいつが来る法則？分かったなー。」
雄也「何となく考えたらそうなっただけ。
だって自分が次の日オフか、仕事が午後からとかじゃねーと無理だろ。続かねーよ。」
光「しかもそれをファンサイトで調べるとか暇かよー、」
雄也「光くんに比べたら全然っしょ。」
光「なんだとーう。」
雄也「ま、Aが彼氏と会った日をチェックしてなかったら予想出来なかったけどね。」
二人が言い合う姿を見ながら自然と笑みがこぼれる。
(二人が居てくれて良かった。
ほんとに、感謝しかないな。)
心の中でありがとう、と言葉を呟く。
きっと自分一人ではどうすることも出来ず、
大ちゃんに流されるままだった。
どんどん心が荒んで、蝕まれて、
嫌な人間になっていたかもしれない。
そう思うとに目の前の二人に暖かく、
嬉しい気持ちが込み上げた。
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作者名：環
| 作成日時：2018年7月28日 23時
