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A「…話したら、二人の中の大ちゃんの評価、もっと悪くなるでしょ？」
雄也「まあ、そりゃーな。」
光「当たり前、ってか何の心配してんだよ！
おまえが心配するべきなのは有岡のことじゃなくて、自分のことだろが！」
再び光くんは牙を剥き出しに、噛み付くような勢いで私を睨んで、荒い息を吐いた。
捲し立てられた言葉に呆然としながら、上げていた視線を弱々しく机に向ける。
そんな様子の私を気にしながら、
雄也が光くんに問い掛けた。
雄也「てかなんで気付いたわけ？」
光「ああ？…なに、なんか言った？」
雄也「いや、だからさ。
どうして彼氏絡みだって分かったのかって。」
光「受かってた。」
雄也「え？」
言葉の意味が理解できなかったようで、
雄也がもう一度尋ねた。
光「だーかーら！A、最終面接まで進んだんだろ？」
最終面接、その言葉にぎくりと肩が跳ねて、そんな私の反応を見た光くんは、バツの悪そうな顔をした。
光「…別に聞くつもりはなかったんだけど。
就職課に掲示板見に行った時、Aが報告してる声が聞こえた。」
雄也「あ、え？まじ？」
確認するように尋ねられて、おずおずと頷いた。
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作者名：環
| 作成日時：2018年7月28日 23時
