私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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「…わかった


行くぞ！！兵助！！！
八左ヱ門も来いっ！！！！！！！」

「え〜！？！！？なんで俺もなんだぁ！？！！？」


鉢屋は後ろにいるAの元へと駆け寄り
すぐさま、おぶる準備をしながら
久々知と竹谷も自分に同行するように声をかける


そして、こちらも久々知と同じようにこのまま戦い続けるつもりだった竹谷は不満気に鉢屋に対して聞き返す



「私がAをおぶるんだ！【護衛】兼【犠牲】がいるだろ！！良いからさっさと来いっ！！！









…安心しろ骨になったら後々回収してやるっ！！」

「そこはすぐに回収しろ〜〜！！！わかったよ！！！



すみませんねっ！！
善法寺先輩そういうことなんでっ…！！！
恨まないでくださいよ…っと！！！！」




Aの護衛とあれば
どんな酷い目に会おうと二つ返事で返してしまうのがやはり竹谷なのだ

竹谷は目の前で自分の相手をしている善法寺の攻撃を【微塵】で払い除けた瞬間に
腹へと蹴りを一発決めて
すぐさまそばを離れて

走り出した鉢屋と久々知の後を追いかける




「っ！？！？ぐぅっ！？！？
あははっ…強烈だなぁ？これは…？」




善法寺は竹谷に蹴られよろける
それでもまだ立っていられるにも関わらず
彼らを追いかける様子はなかった


それは他の六年生たちもどうやら同じのようで
潮江は隣にいる立花の様子を探る


「先を行ったか…
どうするんだ仙蔵追いかけるつもりか？」

「まぁいいだろ
これくらいの楽しみが少々あっても

勝利するのはいつだって我々だからな？
のんびり後を追いかけるとしよう」

「そうかよ」



まさに王者の風格とでも言えば良いのだろうか
立花は五年生を手のひらで転がすように
その行動や様子を楽しげに見ている


そんな立花の様子を見て
最初から追いかける気はあまりなかった善法寺と中在家は武器をまた仕舞い始める


潮江も武器を仕舞うが
その行動からイライラしていることを感じ取れる


「…随分拗ねているようだな？
そんなにAを標的にしたのが
気に食わんのか？」

「嗚呼」

「はぁぁ…親バカめ…」

「あいつが上級生になる前まで
委員会で夜遅くなった日は俺があいつの長屋近くまで送り続けてたんだからなっ！！！」

「お前…











過保護か！？！？
そんなんであいつが嫁に行く時
どうするつもりだ…」

「う、うるせぇっ！！
なんとでも言えっ！！！！行くぞっ！！！」

「あの【二人】はどうする気だ？？」

「知るかほっとけ！！！」

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