私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？伍っ！【RKRN】

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食満は自分に向かって何かが飛んでくる気配を察知し、それを自分の相方とも呼べる【鉄双節棍】で弾く



弾いたものはポツリと食満の足元へと落ち
それを確認すると目の色を変えた





「っ…！？【鏢刀】に…【印地】かっ…！？









…やる気か？お前たちっ…！！！！」


「やれやれ…困った後輩だな
素直に諦めれば良いものを…」

「良いだろう相手をしてやるっ！！！！」

「包帯なくなるのは勘弁だから
ほどほどにしておいてくれよ〜？？？」


「A…ほんとすまん…」

「文次郎…気を確かに…モソ…」






食満が武器を構えれば
それに引き続くように立花も焦ることなくゆったりと懐から【焙烙火矢】を
七松が勢いよく２本の【苦無】を取り出せば



そんな三人を横目に見ていた善法寺は宥めようとしているように見えて
自身も得意としている【乱状剣】として常に持ち歩いている大切な包帯を手に巻きつけて構え出す



一方で、いつもならば
「鍛え直してやるっ！！！」と乗り気になる潮江は倒れたAが心配でならないようで渋々
こちらも持ち歩いている【袋槍】の先端を弱々しく握る



そんな潮江を既に【縄鏢】を肩にかけ
潮江の肩を慰めにポンと叩いた





全員バラバラの反応を示していた




けれど、準備が整えば
全員が不敵に笑ったり真剣に五年生を見ては

息を合わせ目にも止まらぬ速さで
一気に五年生の間合いへと入り込む




カチンと鉄がぶつかり合う音が虚しい夜に響き渡る









六対五









しかも先輩対後輩


　






勝負を仕掛けた鉢屋はわかっていた
このままで戦っても勝ち目が薄いことを












それでもまだ残っている勝ち筋のため
食満の相手をしながらも
五年生の中でも自分が考えていることを最も理解しているであろう【一人】の名を大声で叫ぶ



















「雷蔵っ！！！！！！」

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