私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？弐っ！【RKRN】

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また彼らの言葉は
一番届いて欲しい相手にも届いていた


『同級生の身を案じ…ただ心配し待つだけなんて…
できませんっ…！！！！！』


「みんなっ…」




その証拠に三郎次くんは同級生のみんなから言って貰った言葉を噛み締めているところだ






「素敵な同級生ね三郎次くん」

「はい…！」


そういえば彼は涙を拭って
今日一番の笑顔を見せてくれる

そして…私にも
後輩たちの言葉がこの胸にちゃんと届いてる


だからこそ
だからこそだ








「…三郎次くん
三郎次くんは危ないからここにいてね」

「…先輩？なにを…」






私はずっと隣にいた三郎次くんの側を離れて
立ち上がり
扉の前へと向かう

一歩一歩が重い
でも行かなきゃと自身を駆り立てる


三郎次くんは何故私が急に動き出したことに困惑しているみたいだ



それもそうだろう
だってこれから私は










「【こちら側】からも扉を押すの
そうすれば皆んなの
負担が少しは減るかもしれないから」





そう言いながら私は扉に手を添え
足に力を入れ
押す体制を整える




外に耳を澄ませば
また縄を引く体制を整え終わったところらしい


あとはタイミングを合わせてこちら側も押せば
状況も何か変わるかも


そして、私の予想通りに三郎次くんが前のめりになっ慌て出す





「で、でも土井先生が…！
危ないから離れろって…！！」


ほんとそうだよね
先生の言うこと破ろうとしてるんだもん












だけど___

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