かわいい4年生はもふもふもふもふとともに…【男主】

珊瑚と3年生 ページ19

富松作兵衛side

孫｢それでね…ジュンコと珊瑚先輩が…｣

また、孫兵がジュンコと珊瑚先輩の話を始めた。

珊瑚先輩こと4年は組の瑠璃川珊瑚さん。4年生はみんな自分勝手で苦手なんだよな…

数｢珊瑚先輩ってあの小さくていつも動物といる先輩だよね？あの先輩…ご飯食べないからめちゃくちゃ体重軽いって伊作先輩が言ってたな…｣

左｢俺、瑠璃川先輩と仲良くなりたい!!瑠璃川先輩に会いに行くぞ!!こっちだ〜｣

待て、左門…4年生長屋は逆方向だ!!

次｢そんなに珊瑚先輩って体重軽いの？珊瑚先輩たまに体育委員会のいけどんマラソンに参加して最後まで七松先輩と一緒に汗ひとつかかず走りきってるよ？｣

浦｢俺、よく綾部先輩と一緒に落とし穴掘ってるところに出くわすよ。｣

俺たちが集まっていた部屋の扉がトントンとノックされた。

珊『瑠璃川珊瑚です。まごへーいますか？』

ちょうど話題に上がっていた瑠璃川先輩だった。

孫｢はい!!どうされたんですか？｣

孫兵の顔があからさまに嬉しそうな表情に変わる。

珊『あのねー、頼まれてたジュンコちゃんのお布団作り終わったから持ってきたの。』

そう言って瑠璃川先輩は孫兵に小さな布団を手渡し、くるりと振り返った。

珊『ちゃんとお話するのは初めましてかな？あんまり3年生とは一緒にならないから…4年は組の瑠璃川珊瑚です。』

瑠璃川先輩は言い終わるとニコリと優しく微笑んだ。あー孫兵が可愛い可愛いって言うの分かるかもしれない。

続く…

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