虹色の日々 (ページ22)

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緑side

学校が終わりのチャイムが鳴り、教室から出る

私はあっくんと帰る予定やけど、生徒会の仕事はもうないんかな？
前を歩くあっくんに話しかける

緑「あっくん、今日はもう帰れるん？」

橙「あ、おん！もう、巡回も終わったし、今日も仕事はそれだけやから帰れるで！」
そう言い放つあっくん

また、あのすごい車で帰るんかなぁと考えていたら、

黄「えっ？」

その前を歩いとった淳子さんが振り返った

黄「照史、神ちゃんと一緒に帰るんか？」

橙「あー、そうやねん！神ちゃん、両親亡くしとって、うちのおかんと仲良かったらしく、
　一緒に住んどるんよ！」

黄「あ、そなんや...」

橙「せやから、これからは一人で帰らんで済むから、淳子ちゃんもう平気やで！
　今まで、ありがとうな！」

黄「そ、そうやったら、よかったね。
　あ、照史、寂しがりややから、一人でおるの嫌いやねん。
　せやから、帰ってただけで、私は別に．．．」

橙「はははっ！それ言わんでや、めっちゃ恥ずいやん(笑)」

そんなやり取りをする二人、
言葉はつよがっとるけど淳子さん、めちゃめちゃ寂しそうな顔しとる

あっくん、気が付いてや．．．

でも、私は何もゆうてあげることができん

そう、うじうじしとると

赤「なんや、淳子、お前ボッチになってしもたんか？
　かわいそうなやっちゃなぁ(笑)」

黄「うっさいなぁ！別にいつもは照史がいうから一緒に帰っとっただけで別に一人で帰れるし！
　ていうか、あんたこそ、流星ともう一緒に帰れんぞ！あんたも可哀そうやなぁ」

赤「はぁ！？流星、もちろん俺と帰るよなぁ？」

青「帰るわけないやろ！付き合ってほやほやなのに何で、お前と帰らなあかんねん！
　じゃあ、お疲れ様です」

桃「さよーならー！シゲ先輩、なんかすみませーん(笑)」

橙・黄・緑・紫「おつかれー、バイバーイ！」

赤「ちょ、このっ！なんやねん、あいつら、むかつくわぁ」

黄「はっ！お前も同じやないかい」

赤「しゃーないな、淳子一緒に帰ったるよ！そんなにゆうんやったら」

黄「はぁ？お前、そんなに私と帰りたいんか？そうなら先にそうゆえや！
　てか、濵ちゃんも一緒に帰ろや」

紫「いや、俺は用事あるから二人でごゆっくり～」

そう言い放ち、濵ちゃんはこれまた高そうな車で帰っていった

橙「じゃ、シゲ、淳子ちゃんのことよろしくな！」

そうして、我々も車に乗り込んだ

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