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「…あああ〜疲れたぁ」
ドサッ
屋敷に戻るなり、正装を脱ぎ散らかしそのままベットに沈んでしまった。
「ったく…」
行ったら行ったで面倒くさいな、これは。
数年くらいの間隔で行ってもらおう、と心に決め、北山さんの残骸を片付けようと人の姿に変わった。
回収しながらついでに部屋の片づけをしていると、ふじがやぁ、と微睡みから俺の名前を呼ばれた。
「はい」
「って、うお。お前、そっちの姿だったのかよ」
「部屋の片づけしてたので」
「あ…そう。ありがと」
猫の俺を待っていたようだったので、ベットに腰かけた俺を、北山さんは寝そべりながら驚いたような顔で見上げていた。
「撫でてくれないんですか」
「へ…」
飼い主に覆い被さる使い魔ってどうなんだろう、と思いながらも北山さんの可愛い顔にぐっと近づく。
「んー、あー、はいはい」
「返事は1回」
「…はい」
くしゃ、と俺の癖っ毛をそれはそれは優しい手付きで撫でてくる。時折耳の裏もなぞっていくので、腰のあたりがそわそわしてくる。
気持ち良さに目を細めると、気付いた時には形勢逆転。何故かベットに押し倒されている。
「ふ、本当、可愛い子猫ちゃん」
厚ぼったい形の良い唇が重ねられた。
＿＿＿
俺が言葉を覚え、魔力を得た時、北山さんの傍に居たものの、俺はまだ北山さんと契約を結んでいなかった。
「何で契約結ばないんですか？」
「んー。まだお前のこと守れるくらい強くないから」
いつもいつもそう言って北山さんは俺との契約を避けていた。
自分が黒猫であるということ。
黒猫がどれくらい貴重な存在であるかということ。
母親からも、その母親の契約者である渉からも、嫌と言うくらい聞かされた。
北山さんは俺に決して魔法を使わせない。本当にただ一緒に暮らしているだけだ。
しかも俺のことを守るために、俺を受け取った後、人里離れた遠い遠い森の中でひっそりと暮らしている。
厳重な結界を張った屋敷に俺を残して、北山さんは一人でどこかへ行く。
そして傷だらけになって帰って来る。
「おかえりなさい」
傷を舐めながら治癒をしていると、北山さんが日に日に強くなっていっているのが分かる。
『強くなりたい』
『お前を守りたい』
『大切にしたい』
…感情垂れ流し。
閉心術もきちんと訓練して欲しい。
勝手に北山さんの思いが俺の中に入り込んできて、俺はいつもその熱に侵される。
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たいちゃんらぶ(プロフ) - ･･にジーン( ;∀;)あぁぁぁ‥好きです･･ゆびわに気づいたたいぴ･･いつか!!!待ってます(*´σｰ｀)ｴﾍﾍ (2018年11月17日 19時) (
レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - (￣ｍ￣〃)ぷぷっ!っと愛おしいし‥会社のエースなのにガヤさんと離れるのやだー(´；ω；`)と潰れるガヤさんにゾッコン(←)な玉ちゃんが大好きです♪サプライズに鳩になるたいぴ可愛い♪俺の胸に飛び込んでおいで！って本気な玉ちゃんにｗｗやっと絞り出したおかえり (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 遠かった春･･( *´艸｀)私‥夜布団の中で目が覚めた時更新チェック･･ついしちゃうんですが‥「春」シリーズだ！！！ と思うとどんなに眠くっても起きて見ちゃう(｀・ω・´)ゞきたやまくんの言葉に真っ赤になっちゃうガヤさんはホント可愛いし‥玉北ちゃんの飲み会は (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 君が壊れる日･･いつもは光の中に身を置いているようなみっくん･･だからこその抱える闇なのかも(´；ω；`)ｳｯ…なんて思ってしまいました。でもそれを見逃さないたいぴが隣にいるなら…涙。ふえーん( ;∀;)… (2018年11月17日 19時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 北斗さん» コメントありがとうございます！ 春シリーズ好評頂けて嬉しいです( ；∀；)！ この2人と北山さんことはこれからも書いていこうと思っております！また是非読んで頂ければ嬉しいです！ (2018年11月16日 1時) (レス) id: 05aff8376d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2018年9月14日 22時
