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5人目の男子ーー…
…ーーー…壱馬
Ami『逆転…！！これでオオカミとかやめてぇ！！』
飯豊『待って急に怖くなってきました…、』
白雪が吹雪く中、歩いてきたのはAだった。
追い風のせいで髪の毛が激しく巻き上げられながらも真っ直ぐに進んで来る。
そして、オオカミの着ぐるみの前に立った。
A「壱馬くん…ですか」
コクリと頭が上下する。
Aは一度大きく深呼吸してから口を開いた。
A「…最初…壱馬くんは私にとって相談できる相手で…。お兄ちゃんみたいで、頼れる存在だなって思っていたけれど、恋愛感情で見ているかって言われたら違いました」
Aはただ穏やかな表情で続ける。
A「…それが中間告白で変わって。初めて壱馬くんの気持ちを知って、そこから自分の気持ちも少し変わっていった。」
時折風が吹き、Aの頬をするりと撫でては
髪を靡かせた。
A「…正直…悩んでいた時間はすごく長くて、男子の中にオオカミがいるっていうのもあって誰も信じられないんじゃないかってくらい、気持ちが下がってて」
Aは少し顔を歪める。
A「…終盤に…本当にたくさんのことが起こりすぎて、私はもうこのまま誰にも告白しないのかなって昨日までは思ってた。告白したいって思える人もいなかったし」
瞳には涙が浮かんでいた。
A「…でも昨日…壱馬くんが最後に伝えてくれたこと…私は本当にただ嬉しかったです。」
懸命に、涙を堪えながら。
それでも震える声でしっかりと、前だけを見て。
A「…壱馬くんの言葉を聞いて…今までのこと全て振り返った時に…あぁ私ってこんなに壱馬くんに助けられてたんだなぁ…って。
たくさんのことが起こった中で、壱馬くんがいつも…何気ない瞬間にいつも…、横にいてくれたことに気がつけた。」
そこで瞳から涙がぽたりと零れ落ちたので、Aは手の甲でぬぐう。
そして言葉を続ける。
A「…朝のちょっとの時間…2人で作業したこととか…一緒に夜買い出しに行ったりとか。…アトリエの外で一緒に休憩したり。
それだけじゃなくて…私が行きたいって言った時、デートに着いてきてくれて…2人にさせてくれたり、しんどいのは壱馬くんも同じなのに、いつも励ましてくれたり。」
Aは話しながらどんどん溢れてくる涙をはらいながら、懸命に続けた。
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雪(プロフ) - 完結本当におめでとうございます！もうずっと一途な壱馬くんに心臓ドキドキしぱっなしでした！蘭の花さんの文章力に尊敬でしかないです！今後も素晴らしい作品を期待してます！！ (2023年4月4日 23時) (
レス) id: a43bdecb77 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きです最高です北人君とRIKU君と壱馬君と翔吾君と樹君と慎君大好きです最高です完結おめでとうです (2020年9月24日 15時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 一気見しました(^^;)脱落からのシンデレラタイムはもう号泣でした( ；；)私の中では健太だったので最後は衝撃でした(TT)なかなか自分の中で消化できず健太が忘れられません(笑)健太を選んだパターンも読みたいなと思いました。 (2020年9月5日 21時) (レス) id: 0498cf0682 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - はじめまして。初めてコメントさせていただきます。蘭の花さんの作品大好きです！初めて読んだのが半年間のメランコリーでした。それからオオカミちゃんを読んで、オオカミちゃんの世界観から抜け出せず、数ヶ月経ちやっとオオカミくんを読みました。気付いたら朝で (2020年9月5日 21時) (レス) id: 0498cf0682 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 完結おめでとうです最高でした (2020年7月22日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2020年3月20日 18時
