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、
Aはのろのろと部屋の中へ戻ってくる。
晴美「おかえり〜…」
A「……」
Aは口をつぐんで机に近づく。座りもせず、半ば呆然としたような表情でその場に立ちすくんだ。
璃「どした…？」
璃がAの片手を握る。
Aは、「……璃ちゃん」とつぶやいて、しばらく璃の顔をぼうっと見ていたが…
璃「え…っ、大丈夫？どした〜…？」
突然、その瞳に涙がぶわっと盛り上がり、滑り落ちた。
A「……っ、…やだもう…」
璃「どした…？座りな？」
璃が促してAを椅子に座らせるが、Aは泣き止むことなく涙を頬に流し続ける。
A「…壱馬くんだった…」
璃「…そっか」
A「もうやだ…やだ…」
璃「…」
Ami『Aちゃん…』
横澤『ほんっとに…びっくりしたんだろうな…』
嗚咽するAをなだめていた璃も、いつしか瞳に涙を浮かべた。
乃々華「璃ちゃん…」
A「なんで〜…泣かないで…」
璃「私…壱馬くんの気持ち知ってたから…ずっと…」
A「…そうだったの…？」
璃「Aがこんなに傷つくなんて思わなくて…、」
Aはふるふると首を横に振った。
A「傷ついてるとかじゃない…でも…」
璃「うん…」
A「知りたくなかった…っ」
晴美「A…」
璃「…ごめんね…？」
A「誰も悪くないよ…」
Aはそのまま両手で顔をおおって、机に突っ伏してしまった。
残る男子は、あと1人…
.
【5人目の男子】
Aは泣いたそのままの真っ赤な瞳でぼうっと宙を見ていた。
サヤカは携帯を握りしめ、瞳を閉じている。
晴美はそんな2人を気にするように視線をちらちらやるものの、不安げな色は消えなかった。
そして…、
LINEの通知音が。
なった瞬間、Aはもう一度 顔を覆って突っ伏した。
横澤『もう泣いてる…、』
Ami『健太 誰…？』
璃「一緒に見よう、ね？」
晴美「せーので開くよ」
Aはぎゅっと眉根を寄せて、携帯をゆっくりと手に取る。
そして…、
晴美「…せーの、…」
携帯を開く。
Aは画面を見た瞬間に携帯をバンと伏せて机に置き、両手で顔を覆った。
サヤカもすぐに携帯を閉じて
ため息をつき、Aと晴美をちらりと見てから泣きそうにぎゅっと顔を歪める。
飯豊『え、え、え…？』
Ami『どっち…？どっち？』
晴美は画面を見て、少し目線を下にする。
机の上をしばらく見つめたあと、長く息をついた…
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月22日 16時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - こんばんは！いきなりですが、今まだ見てる途中なんですが、この作品めちゃくちゃ最高です！めちゃ好きな作品です！ただそれだけなんですが(~_~;) (2020年2月24日 2時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - しょへちゃん〜、しょへちゃんとくっついてくれ〜（＾∇＾） (2020年2月22日 10時) (レス) id: 07b2836cd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかめん。(プロフ) - 夢主、壱馬くんと成立してほしすぎる願望です〜(＞＜) (2020年2月20日 22時) (レス) id: 5aeb336f57 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつ(プロフ) - 夢主の顔見れない相手気になりすぎます！！！！(><) (2020年2月20日 21時) (レス) id: a4462f2fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2020年2月14日 20時
