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部屋に戻ってきたA。
指先で忙しなくカイロに触れながら席に座り、はあ、とため息をついた。
晴美「…誰だった？」
Aは少し躊躇い、「…翔平」と答える。
乃々華は自分の両手で頬を包んで頬杖をついたまま、目を伏せた。
Ami『あ〜…乃々華ちゃん…！！』
飯豊『これはほんとに辛いと思います』
璃「そっか…」
A「なんか…うん…」
璃「大丈夫だった？」
A「…ごめんねって…言ってきた…」
Aも泣きそうに顔を歪めてそうつぶやく。
乃々華がはっと顔をあげるも、また俯いた。
晴美「…頑張ったね」
A「…でも…つらい…」
Aはゆっくりと息を吐きながらそう言う。
その言葉に、乃々華は堪えきれずに瞳から涙を溢れさせた。
サヤカ「つらいよ。みんな…」
晴美は手を伸ばして、目の前に座る乃々華の手を握った。
晴美「…みんな頑張ってるよ」
璃「うん、ほんとにそう」
A「…泣きたくないな…」
乃々華は晴美と手を繋いだまま机に突っ伏した。
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【3人目の男子】
相変わらず乃々華は突っ伏したまま。
他の4人もそれぞれ不安げな顔でLINEを待つ。
そしてついに、LINEの通知音が…。
A「お願い…せーので行こ？」
璃「そうだね…」
サヤカ「行くよ？せーの」
一斉にLINEを見る。
Aは携帯をパタンと机に置いた。
Ami『誰？』
飯豊『えっ……』
スタッフ晴美さんが指名されました
晴美は表情を変えずにうなずいた。
晴美「行ってくる…」
A「行ってらっしゃい」
晴美は立ち上がり、外へ向かう…
.
晴美が近づくと、そこにいた人物は振り返る――…樹。
樹「来てくれてありがとう」
晴美「うん…」
樹「大丈夫？なんか泣いてない？」
晴美「泣いてない…」
樹「…困らせてる…？」
晴美「困ってないよ」
樹「…話してもいいですか」
晴美「…うん」
樹「晴美ちゃんが陸さんのこと好きなのは分かってる」
晴美「…」
樹「それでも俺は諦められない。」
晴美「……」
樹「…俺のこと意識して下さい」
晴美「…、」
樹「弟だって思わないで下さい」
晴美「…思わないよ」
樹「…俺はオオカミじゃないから、信じて。晴美ちゃんに信じてもらえたら、それでいいです」
晴美「…信じていいの…？」
樹「うん。俺はオオカミじゃない」
晴美「…信じるよ…？」
樹「うん。」
晴美は震えた小声でそういった。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月22日 16時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - こんばんは！いきなりですが、今まだ見てる途中なんですが、この作品めちゃくちゃ最高です！めちゃ好きな作品です！ただそれだけなんですが(~_~;) (2020年2月24日 2時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - しょへちゃん〜、しょへちゃんとくっついてくれ〜（＾∇＾） (2020年2月22日 10時) (レス) id: 07b2836cd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかめん。(プロフ) - 夢主、壱馬くんと成立してほしすぎる願望です〜(＞＜) (2020年2月20日 22時) (レス) id: 5aeb336f57 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつ(プロフ) - 夢主の顔見れない相手気になりすぎます！！！！(><) (2020年2月20日 21時) (レス) id: a4462f2fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2020年2月14日 20時
