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PBA最終審査が終わり、E-girlsがステージに出たときには会場のボルテージも最高潮に達しようとしていた。
Follow Me とごめんなさいのKissing Youを披露すると、物凄い大きな歓声に包まれる。
汗が散って、照明がきらきらと輝いていた。
2曲パフォーマンスしてすぐにE-girlsは裏にはけた。
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「それでは…EXILEの新メンバーを発表させて頂きます‼」
HIROさんがそう言った瞬間、E-girlsは出番が終わったばかりだったが、ほとんどのメンバーが楽屋のモニターを見つめていた。
PBAの最終審査が行われ、裏で新メンバーが発表されている間での出番だったため、身内ではあるがE-girlsメンバーも誰が選ばれたのか全く知らない。
固唾を飲んでみんながその瞬間を見守る中、わたしは1人着替えを始めた。
着替えている時に、みんながもらす感嘆のため息とか 興奮を抑えた叫び声とかが聞こえて、なぜか唇を噛み締めていた。
「A！なんで1番大事な瞬間見逃してんの！？」
「汗気持ち悪くて…で、誰になったの？」
「世界さん！と大樹くんと、あとはガンさんと〜、亜嵐くんとメンさん」
「5人も？」
「HIROさんのことだから全員入れるかと思った」
「それ多くなりすぎでしょ」
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夢をつかめる人は、多くない。
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E-girlsは出番も終わり、撮影などで明日の朝が早い組もいたので、皆身支度を整えて帰る雰囲気になった。
HIROさんや新メンバーに選ばれた人はまだまだ取材などで残るのだろう、という事でE-girlsは帰ることになり、楽屋を出て出口で帰りの車を待つ。
すると、同じように出口からジェネや三代目のメンバーが出てくる。隼くんや玲於くんもいたけれど、涙の後が顔に残っていて言葉をかけられる雰囲気ではなかった。
「おつかれ〜」
「お疲れ様です」
三代目の健二郎さんやELLYさんがひらひらと手を振りながら先に送迎車に乗り込んでいった。
ジェネメンバーも後に続いていく。
そうしてマネージャーさんを待っていると、今度は出口からランページのメンバーと、ファイナリストまで行った一般参加の何人かが出てきた。
和気あいあいとした雰囲気ではなく、皆暗い表情をしていた。
あぁそっか。翔平も残れなかったんだ。
翔平の隣には樹くんがそっと立っていて、5年前の光景がぼんやりと、
「A…見すぎ。」
「あ…ごめんなさい」
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蘭の花(プロフ) - Lさん» 気づくのが遅くなりました汗 本当の小説のようなんて本当に嬉しいです。今後もまだまだ続くので、ゆっくり読んで下さいね(^^) (2020年5月8日 18時) (
レス) id: edbf778f76 (このIDを非表示/違反報告)
L - 今まで読んでいた夢小説の中で1番文章がしっかりしていて、言葉選びもほんとの小説のようですごく感情移入して読めました。この先どうなるのか気になってしまい、一気に読んでしまいました。続きも楽しみに読ませていただきます！ (2020年4月29日 20時) (レス) id: 3835f70abc (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - h_r_k_yさん» ありがとうございます(^^) (2019年9月23日 14時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
h_r_k_y(プロフ) - 一気に読んでしまいました^ ^更新楽しみです！ (2019年9月23日 13時) (レス) id: 4d2b3f43a7 (このIDを非表示/違反報告)
蘭の花(プロフ) - ひかるさん» ありがとうございます(^^) (2019年9月14日 20時) (レス) id: 517b3b5b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2019年8月23日 21時
