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Twenty-Three ページ24

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泣きそうで消えてしまいそうな声で呟いた彼と視線がぶつかった。







ああ、本当に






そんな優しい熱のこもった瞳で見つめないで






涙が









『いっぱい泣かせちゃったね、本当に彼氏失格』







頬に手を添えられて、涙を拭ってくれる。さっきまでたくさん泣いたはずなのに、どんどん溢れていって彼の指を濡らしていく








「…わたし……こ…そ、ごめ…ん……なさ、い」







嗚咽混じりで言葉を紡ぐ事で精一杯。ちゃんと伝わってるのか分からない。けど、私を抱きしめながら頭を優しく撫でて、うんうんって聞いてくれる









「やだ、付き合っちゃやだ。お似合いだなんて思ってない。付き合って欲しいなんて思ってない。」









「たくさん酷いこと言って傷つけちゃった。ごめんなさい」







私が泣きながら謝っている間もずっと私を抱きしめてくれていて、彼の温かさに安心して泣き止まない自分









『…泣き止んだ?』








ゆっくりと彼から体を離すと、私の顔を覗き込んでくる。目の前にある綺麗な顔は、確実に私を見ていて、ドクンと心臓が大きく脈を打った








『次からは、小さなことでもちゃんと伝えるようにするね』








私の手をしっかり握って、ニコッと笑う





そんな彼がやっぱり大好きで








「わたしも、ちゃんと最後まで話を聞くようにする」









約束ねって小指を絡めてブンブン振る彼は、いつも通りに戻っていた







『数時間しか離れてないのに、すごく寂しくて死にそうだったんだよ?』





帰ったらいっぱい甘えさせてねって今にもスキップしそうなほど嬉しそうなジョングクを見て、さらに好きが増した






−−−−−−−−−−


小話完結です

思ったより長くなってしまったんですけど、このお話のジミンちゃん目線とジョングク目線を書こうと考えてました




けれど、さっきも言った通り、予想以上にページ数を使ってしまって、読者の皆様は飽きているんじゃないかと……





なので、お気に入り登録3000人記念で書くことにします


気長に待っていただけたら幸いです



皆様が忘れた頃にやってくる予定






ちなみに、ジミンちゃん目線は、書いてる本人でさえ辛くなるくらい悲しい。

どうか、幸せになってジミンちゃん





今後もよろしくお願いします

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あぽ(プロフ) - かわうそさん» ありがとうございますー!ぜひぜひ、楽しんでください!! (2021年5月29日 22時) (レス) id: a3b1bf1780 (このIDを非表示/違反報告)
かわうそ - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2021年5月29日 13時) (レス) id: 2b3a05bb5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あぽ | 作成日時:2021年5月28日 10時

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