#60 平野紫耀と岸優太 ページ14
*紫耀side*
休憩時間が重なった岸くんと一緒に
てきとうに回っていたら
『2年D組の仮装カフェでーす』
と、Aの声が。
そちらに目を向けると、一段と可愛くなった
猫耳メイドのAがいた。
元々可愛いけど、メイクをしたAの姿は
誰よりも魅力的で、好きだなって再確認。
実は密かに想いを寄せていた。
Aに。
誰にも気づかれたらアカン。
大事な友達の好きな人やで？
好きになっても意味ないことはわかってた。
でもやっぱり好きって気持ちは
簡単に無くせるものじゃない。
Aが俺を好きじゃない。
それでもいいと思えた。
いつの間にか心を奪われてて、
気づいたときには手遅れ。
後には引けへんかった。
俺の切ない恋心は誰にもバレてへん。
岸くんが「好きになっちゃったかも」
って呟いたとき、マジかって思った。
Aに聞こえてへんかったのが
まだよかったけど。
ライバルは多いようで。
Aに想いを伝えたら何かが変わる？
それとも変わらへん？
でも伝えられへん。
言えへん。
好きや なんて。
海人はすごいと思う。
あんなに素直な気持ちを何回も何回も。
俺にはできへん。
紫耀「Aのこと、好きなんや」
優太「……うん」
紫耀「ごめんな。実はさ……」
優太「紫耀もだろ？」
紫耀「知ってたん？」
優太「Aが病院に運ばれたこと
あったじゃん？」
紫耀「うん」
優太「そのとき俺が1番最後に寝たんだけど、
紫耀が寝言で「A……」って。
それで好きなんだなって思った」
紫耀「そっ、か」
岸くんは苦い笑顔を見せた。
俺も上手くは笑えへんかった。
優太「ライバル、多いな」
紫耀「うん……」
優太「いわげんもだし」
紫耀「え!?」
優太「今日 告るって」
紫耀「廉とじんは？」
優太「廉は知らないけど、
神宮寺は好きなんじゃない？
多分 好きだと思う」
紫耀「Aってすげぇ」
だって俺たちのほとんどが
虜になってんねんで？
今までそんな女の子おらんかった。
紫耀「そろそろ戻らんと」
優太「俺もだ」
紫耀「じゃあここで解散ってことで」
優太「おう、じゃーな」
岸くんとはここでお別れした。
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かいとん - おめでとうございます！他の作品も楽しみです。 (2020年2月16日 4時) (
レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆(プロフ) - みーさんさん» ありがとうございます！！ (2018年10月1日 21時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*^o^*) (2018年10月1日 1時) (レス) id: 2f3f1aaf25 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆(プロフ) - 亜美さん» りょーかいです！遅くなるかもですけど... (2018年9月22日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - 夜分遅くにすみません。中々読む事が出来ず、やっと読めました。リクエストの事なんですけど、書いて頂けるのなら番外編でいいですよ。 (2018年9月22日 3時) (レス) id: 805d57abf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェリー☆ | 作成日時：2018年8月11日 0時
