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次の日の4限、メール曰く私が怪我をする体育の時間


男女別でバスケをするらしい


いかにも怪我しそうな競技だったから体操服を忘れたことを口実に見学にさせてもらった


別にメールを信じてる訳じゃないけど
嘘でも怪我の予告をされたら怖いじゃん


体育館の奥、ステージに飛び乗るとちゃかが隣に寄りかかってきた



「Aさんサボりですか」


『違うわ、ちゃかこそ参加しなくて良いんですか』


「俺は最終兵器だから、体力温存してんの」


『はー、よく言うわ』



1人で見てんのも退屈だったし
ちゃかが来てくれて良かったなぁって









暇だからってまたぐだぐだお喋りして
思いの外盛り上がったせいで油断していた


遠くからうみが私の名前を叫ぶ


と同時にバスケットボールが顔面にクリーンヒット





痛過ぎる


怪我ってもしかしてコレ…?


転ぶとかじゃなくてボールに当たるって


ならせめて柔らかいやつが良かった


バスケットボールってボール界でもトップレベルで硬いんだから









猛ダッシュでこちらに来たうみ



「Aマジでごめん!」



しかも犯人お前かい



「やば、お前鼻血出てるよ」


『マジ?!最悪!』


「うわ、保健室行ったら?」


「俺連れてくわ」



近くにいた女の子から受け取ったティッシュを鼻に押しつけてうみと保健室に向かった


去り際に先生に伝えたら
どうして見学のお前が、って顔


やめてくれ


私が1番そう思ってんだから






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作者名:来世は野崎が良い | 作成日時:2021年1月24日 1時

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