'224 ページ48
＿ガチャ
鍵開いてるし。中入ってから探りゃ良かった。
てか、逆らって扉蹴飛ばした方が早かったか。
「Aちゃん！遅かったわね！」
『建物ん中の……しかも限られた奴の気配探れとか夜に言う事かってんだ。』
「大変だったわね……」
『最近会ってなかったんで、追い討ちだ。』
甘露寺さんは優しいから腹立たねェんだよな。
其処を踏まえての同室か。要注意人物かって。
「それで!?どうだったの？無惨は！」
『……まぁ、伸び代はありますよ。』
「えーっとつまり、良かったって事ね!?」
『雑魚ですけど。』
気配を消すのは、そう簡単に出来ないもんだ。
精度は途轍も無く低いが出来ただけでも上等。
教え甲斐はある方。明日の答えが楽しみだな。
＿Prrrrr…
結晶画面には、
『もしもし、Aです。』
「«お前家居ねーんだってな、何処に居る？»」
『キメツ学園ですけど。』
「«明日其処行く、家庭訪問な。»」
来るのかよ。
翌朝、AM 4:30
朝から不快な目覚め。爆音で目を覚ますとは。
何時からやってんだよあの凡人は。寝たのか？
『……行ってやるか。』
当然に、甘露寺さんはまだおやすみ中だしな。
此処で何かしてたら、起こし兼ねねェからな。
『(……しまった。)』
隊服洗濯するの忘れてた。体操服しかねェぞ。
他のは運動に適してねェ服ばっかだこの野郎。
まぁ、別に雄英の体操服で行っても害はねェ。
其方の方が動きやすいだろうし、慣れてるし。
･
『朝っぱらからやってんなァ。』
「……随分と早起きだな」
丁度休憩中だったらしく、息も上がってねェ。
汗だけはスッゲェ垂れてるけど努力の証だし。
まぁ客観的には、頑張てんじゃんって感じか。
『テメェが爆音鳴らさなきゃ、今頃も夢の中だわ。』
「それは、呼吸を会得しようとして……」
殺気を感知し、ボソボソと言い訳をし始めた。
感知しただけだったら褒めても良かったのに。
『で、距離何だ。』
「近距離……近接だと思った」
『良ォーし、大正解。』
毒を出せんのが爪に限られてんなら、近づく。
まぁ、得意が同じなら好都合。近接極めるか。
『私は遠隔より近接が得意だ。つまり教えやすい、良かった。』
「(心の中で思うやつだろ)」
『まぁ今日は、私の担任が来るまで追い込むぞー。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五十珠(プロフ) - りーたん☆さん» お褒めに預かり光栄です！無惨が出てくるの、随分と遅れましたね。すみません…… コメント元気出ます！いつもありがとうございます！ (2020年11月16日 19時) (
レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - ついに、無惨が出てきましたね！！無惨の頭を心配しないって……。wwwwwごめんなさい。笑っちゃう。五十珠さん、小６でこんな感動する物語を……。その能力、同じ小６の私に分けて欲しい！！羨ましいです！！(来年で中学生。私も楽しみです) (2020年11月16日 17時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - りーたん☆さん» あれは泣きます！長男力が尊い……というか推しじゃないけど推せる！私は小6ですよ！ (2020年11月13日 18時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 無限列車、観たんですね！！私もです！最後の猗窩座が逃げる時、炭治郎の言葉に泣きました(´；Д；`)後、猗窩座の口調が掴めないのは分かります！！5期は…来年の四月くらいでしたっけ？(話の展開がはやい人)もしかして今、五十珠さんは小６？ですか？ (2020年11月12日 19時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - ちかぱさん» ご指摘ありがとうございます！直しました！ (2020年10月30日 22時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二見 | 作成日時：2020年10月25日 20時
