'176 ページ44
出久side
僕とは違うタイプの、A。
Aと同じタイプの、かっちゃん。
A「っるせェなァ、黙ってろや屑。」
勝己「目障りなんだよ！消えろ！」
でも、何処か違うな？って。
似てても何か違うな？って。
熱心さ、かな？Aには熱心さが欠けてる？
かっちゃんは、いつも何でも真剣にやってた。
だからこそ今のかっちゃんがいるんだと思う。
“A「お前ら軽ィな、馴れ合いってか。」”
体育の成績は、オールＡで、グンを抜いてた。
運動部とかは特に何にもやってなかったけど。
っていうか部活やってなかった！？帰宅部！？
Aは、中学で僕には妙に優しかったけど、
かっちゃんは常日頃に貶されてた。糞勝己だ。
でも、他の事には、全然興味ないって感じだ。
Aが笑ってるのだって、一度か二度位か。
それくらいしか見たことがない。てか見ない。
勉強も出来る筈なのに、テスト期間は寝てた。
それでも底辺よりはそこそこ上の点数だった。
担任の先生も吃驚してたけど、僕は知ってる。
“勝己「また俺の勝ちだな！」”
いつもかっちゃんよりも下の点数だったんだ。
態と負け続けてるっていう感が半端なかった。
でもだからこそ、いっつも本気じゃなかった。
本気でやらなくても、そこそこ出来てたから。
僕は、全然違ってたけどね。勉強だけだった。
「次同じような怪我をしたら、腕の使えなくなる生活になると思って。」
ヒーロー目指してるのに、これじゃあ駄目だ。
Aにも、かっちゃんにも近づかなきゃ……
超えるって決めたんだ、二人を。
やっと気づいた。かっちゃんだけじゃ駄目だ。
No.1ヒーローになるには、二人を超えなきゃ！
あの日から、ずっと上の存在だったAも。
本気を出されても勝てるくらいにならなきゃ！
本気を出さないと勝てない相手にならなきゃ！
轟「……Aは行くって言ったぞ。」
超えなきゃいけないんのに、怯んじゃうんだ。
上鳴君とかが怒られてるのみると怖いなって。
Aは口悪いし、威圧感とか殺気半端ない。
普通の敵だったら、言葉だけで降参しそうだ。
今のままだったら、一対一じゃ僕は勝てない。
前世で鬼と戦っていたっていう、Aには。
「君、緑谷 Aって知ってるかい？」
出久『あ、貴方は…!?』
どうしてAを探してるんだ？赤い、瞳……
「……鬼舞辻無惨だ。」
え？待てよ？
出久side 終
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花(プロフ) - きみさん» そうなんですか…！はい！頑張って読んでいきます!!! (2021年6月26日 11時) (
レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
きみ(プロフ) - 夢花さん» おおっ！一気読み…！ありがとうございます！面白すぎてだなんて……照れますねぇ照れますねぇ…… あっ、恋愛の方はオチが決まってないのでグダグダですけど、良ければ楽しんで下さい！コメントありがとうございました！ (2021年6月26日 10時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - あぁなんか…波乱の予感がする…恋愛の方で…あっ、どうも。面白すぎてここ迄一気読みしました!!! (2021年6月25日 16時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - しのぶ、ねじれちゃん推しなんですね！私はむいくん推し(≧∀≦)もう、かわいっくて、かっこよくて‥‥くふふふ←もう、心臓持ちません！もう、もう、心臓があああ（彼女は今、興奮状態です。繰り返します。彼女は今、興奮状態です。） (2020年9月28日 18時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 無惨キターここから、鬼殺隊のみんなに会うのかな？ (2020年9月28日 18時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二見 | 作成日時：2020年9月17日 7時
