女の子ですが！ (ページ39)

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『うわぁ……』

ひとまず6人のグループを開いた。
スクロールしていくと「Aどこ？」「Aちゃん今日いたよね！？」「帰った？」「なんでいないんだよ！！！」「楽屋きてよ」の嵐。終いには「既読5ついた！」って。

個人にも、ついでに、美少年からも忍者からも何件か。

………ほんと、優しすぎる人たちだなぁ。

朝「…待ってるんじゃない？今なら降りれるよ」

『ああー…手が滑って“もう仕事ギリギリだから行けない”って送っちゃった』

朝「どんな滑りかたよ…」

『実際もうすぐだから行けないでしょ～出発しよう？』

朝「……私はできるだけ口出ししたくないし、あずの好きなようにすればいいと思うけどさ」

あずはもっと自分のことを愛して。私や、5人が愛してるあずを。

溜め息のあと、同時にエンジンがかかったけど、多分、そんな風に聞こえた。

『…んー、うん。分かってるよ、大丈夫』

へら、と笑う。

…笑えてるはず。

ステージの上の5人を脳裏に浮かべながら、荷物から今日使う台本を取った。今日も頑張らなきゃなぁ。

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優「なあ！Aちゃんいないんだけど！？」

猪「嘘。客席にはいたじゃん」

涼「え？Aだから絶対楽屋来ると思ってたけど」

優「俺もそう思ったけどどこにもいない！」

作「あぁあぁぁ今日も頑張ったのにっ」

瑞「まぁあず忙しいし…て言いたいとこだけどさぁ…」

涼「はは…みずき、」

猪「も～～～とりあえずLINE送ろうぜ！？」

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